ドラマや映画を観ていて、「あれ、この人…妙に気になる」と感じたことはありませんか。
派手な主役ではないのに、画面にいるだけで空気が変わる。
そんな俳優の一人が内堀太郎さんです。
2026年1月スタートの日本テレビ水曜ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」への出演をきっかけに、彼の名前を初めて知った人も多いかもしれません。
主演は杉咲花さん、脚本・監督は今泉力哉さん。
感情の機微を丁寧に描くこの作品で、内堀太郎さんは重要な役割を担っています。
この記事では、内堀太郎さんとは何者なのか、これまでの経歴や演技の魅力、そして今回のドラマで注目される理由を、やさしくひも解いていきます。
💡内堀太郎とは何者?派手さより“信頼”で積み上げてきた俳優人生
山田線は内堀太郎さんだった💦失礼シマシタ https://t.co/j5ailpS03i pic.twitter.com/PQP2rIvtGQ
— ムチコ (@ranantoma) December 26, 2025
内堀太郎さんは1983年生まれ、福岡県出身の俳優です。
華やかな芸能界の王道ルートとは少し違い、劇団俳優座研究所で演技の基礎を学び、舞台の大道具を経験するという、かなり地に足のついたスタートを切っています。
この経歴だけでも、彼が「表に立つこと」よりも「作品を成立させること」を大切にしてきた人物だと伝わってきます。
高校時代からの友人の影響で自主映画の世界に足を踏み入れたことが、内堀太郎さんの転機でした。
大手事務所の後ろ盾がなくても、現場で信頼される演技を積み重ねる。
この姿勢が、結果的にインディペンデント映画界での評価につながっていきます。
特に重要なのが、今泉力哉監督との出会いです。
感情の揺れや言葉にできない心情を描くことに定評のある今泉作品において、内堀太郎さんは欠かせない存在となりました。
むーたんいわゆる“今泉組”の常連俳優として、主役でも脇役でも、作品の空気を静かに支えています。
内堀太郎さんの演技の特徴は、説明しすぎないこと。
表情や間、ちょっとした視線の動きで感情を伝えるため、観る側が自然と物語に引き込まれます。



派手なセリフ回しがなくても印象に残るのは、長年の現場経験と観察力の賜物でしょう。
「有名だからすごい」のではなく、すごいから使われ続けている。
内堀太郎さんは、そんな職人気質の俳優として、静かにキャリアを重ねてきた人なのです。
🏰「冬のなんかさ、春のなんかね」で演じる山田線とは?大人の曖昧さを体現する役柄
˗ˏˋ 追加キャスト、発表。ˊˎ˗
— 冬のなんかさ、春のなんかね【公式】 (@fuyunonankasa) December 24, 2025
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水沢林太郎さん 野内まるさん 志田彩良さん
倉悠貴さん 栁俊太郎さん 細田佳央太さん
内堀太郎さん 林裕太さん 河井青葉さん 芹澤興人さん
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『冬のなんかさ、春のなんかね』
1月14日(水)よる10時スタート#冬のさ春のね pic.twitter.com/TogW2xfnU3
2026年1月14日スタートの日本テレビ水曜ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」で、内堀太郎さんが演じるのは山田線(やまだ・せん)。
主人公・土田文菜(杉咲花さん)の先輩にあたる小説家という役どころです。
山田線は、かつては小説家として活動していたものの、現在はあまり作品を書けていない人物。
文菜にとっては、恋人・ゆきお(成田凌さん)には話せない悩みや本音を打ち明けられる、唯一と言っていい存在です。
一方で、山田自身にも恋人がいながら、文菜と二人きりで飲んだり、ホテルで会ったりするという、かなり複雑な関係性を持っています。
この役が興味深いのは、善人とも悪人とも言い切れない曖昧さを抱えている点です。
優しさもある。
でも無責任さもある。
そんな“大人の弱さ”を、内堀太郎さんは過剰な演技をせず、自然体で表現します。
朝日新聞 : 『冬のさ春のね』追加キャスト
杉咲花さんがインタビューで語った「思ってもみない方向から球が飛んでくるような愉快さ」という言葉は、まさに内堀太郎さんの演技を的確に表しています。
台本通りなのに、どこか予想外。
それが作品全体に心地よい揺らぎを生み出すのでしょう。
今泉力哉監督も、本読みの段階で「マジか」と感じた瞬間があったと語っています。
modelpress : 杉咲花、成田凌との再共演は「幸せ」朝ドラ撮影中に喧嘩したことも「腹を割って話せる稀有な共演者」【「冬のなんかさ、春のなんかね」インタビュー後編】
セリフの言い方ひとつで、場面の温度が変わる。
山田線という役は、内堀太郎さんだからこそ成立するキャラクターだと言えるでしょう。
👪今泉力哉作品に欠かせない理由と、内堀太郎の“素顔”に近づくエピソード
吉野刑事役を演じて下さった内堀太郎さん。打ち上げの時たまたま隣の席で初対面なのに色々話してくれました。今日久しぶりに再会したから写真撮らせてもらった。すましてたから笑って!って言ったらめちゃ良い笑顔で私も笑っちゃった✨#サーチライト遊星散歩#内堀太郎 pic.twitter.com/vCIS9LlFkE
— 小野周子 (@shuushuu1111) May 19, 2023
内堀太郎さんの名前を語るうえで欠かせないのが、2017年公開の映画『退屈な日々にさようならを』です。
この作品で彼は、1人2役の主演という難役に挑戦しました。
舞台は今泉監督の地元・福島。



日常の延長線にある群像劇の中で、内堀太郎さんは静かに、しかし確実に観る人の心をつかみます。
映画.com : 今泉力哉監督「退屈な日々にさようならを」は“どこを切り取っても私”
この作品が東京国際映画祭に正式招待されたことで、内堀太郎さんの評価は一気に広がりました。
ただし、本人はそれを誇示するタイプではありません。
クラウドファンディングのプロフィールに記された経歴も、淡々としていて飾り気がない。



そこに、彼の人柄がよく表れています。
その後も『窓辺にて』『ちひろさん』『冬の朝』など、今泉力哉作品を中心に出演を重ね、商業映画と自主映画の垣根を行き来してきました。
役名が小さくても、作品を観た人の記憶に残る。
それが内堀太郎さんの強みです。
結婚や家族などプライベートな情報がほとんど公表されていない点も、彼らしいところでしょう。
無理に自分を売り込まず、演技で語る。
その姿勢が、監督や共演者からの信頼につながっているように感じられます。
🌈まとめ
内堀太郎さんは、福岡県出身・1983年生まれの俳優で、派手な話題作りとは無縁ながら、確かな演技力と信頼でキャリアを築いてきた人物です。
今泉力哉監督作品の常連として知られ、『退屈な日々にさようならを』での1人2役主演は、今も語り草になっています。
2026年冬ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」では、杉咲花さん演じる主人公の心に深く関わる山田線役で出演。
大人の曖昧さや弱さを自然に体現する姿に、静かに心を動かされる人も多いはずです。
気づけば目で追ってしまう、そんな俳優として、内堀太郎さんはこれからもそっと存在感を増していくのかもしれません。









