お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅さんといえば、どこか親しみやすく、温かみのあるキャラクターを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
そんな塚地武雅さんが、2026年1月スタートのTBS日曜劇場『リブート』で、**裏組織の幹部という“本格悪役”**に挑戦すると聞き、驚いた方も少なくないはずです。
しかし実は塚地武雅さんは、映画賞を総なめにし、朝ドラにも3作出演するなど、長年にわたり俳優として確かな実績を積み重ねてきた人物でもあります。
なぜ今、日曜劇場で悪役に抜擢されたのか。
なぜ芸人でありながら「実力派俳優」として評価され続けているのか。
この記事では、塚地武雅さんのこれまでの歩みと『リブート』出演の背景を、やさしく紐解いていきます。
💡なぜ日曜劇場『リブート』で悪役に?制作陣が塚地武雅を選んだ理由
日曜劇場といえば、TBSドラマの中でも社会性・緊張感・人物描写の深さが求められる看板枠です。
そこで塚地武雅さんが演じるのは、合六の裏組織の幹部・菊池。
マネーロンダリングなど裏の実務を担いながら、命令には従順、しかしどこか自己保身的で、時に冗談も言ってしまうという、一筋縄ではいかない人物です。
むーたんこのキャラクター設定こそ、制作陣が塚地武雅さんを起用した大きな理由だと考えられます。
塚地武雅さんは、単なる「怖い悪役」ではなく、人間的な弱さやズルさ、どこか憎めない空気感を自然に表現できる俳優です。
これは長年、お笑いの現場で人間観察を続けてきた経験があるからこそ生まれる演技とも言えます。



本人もインタビューで「新境地を切り開くぞと全力で悪くなりました」と語っており、単なるイメージチェンジではなく、自分自身を“リブート”する覚悟を持って臨んでいることが伝わってきます。
シリアスな展開の中で、ほんの一瞬見せる軽口やズレた言動が、逆に不気味さを強める——そんな高度なバランス感覚を任せられる存在として、塚地武雅さんは日曜劇場に必要なピースだったのかもしれません。
🎥芸人・塚地武雅が「演技派俳優」と呼ばれるまでの確かな積み重ね
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— モデルプレス (@modelpress) December 31, 2025
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塚地武雅さんの俳優人生を語るうえで欠かせないのが、2006年公開の映画『間宮兄弟』です。
この作品での自然体の演技が高く評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、主要な映画賞を総なめにしました。
ここで重要なのは、「芸人がたまたま評価された」のではなく、演技そのものが純粋に評価されたという点です。
その後も塚地武雅さんは、コメディに寄らず、生活感のある人物、社会の中で懸命に生きる普通の人を丁寧に演じ続けてきました。
めざましmedia : 塚地武雅インタビュー「まるで“塚地を愛せるか?”みたいな話になってきている(笑)」
NHK朝ドラでは『まれ』『おちょやん』『虎に翼』と3作品に出演し、父親役、漫才師役、法律事務所代表と、まったく異なる立場の人物を演じ分けています。
特に印象的なのが、『おちょやん』での漫才師・花車当郎役です。
本人はこの役を通して、**「芸人と俳優を分けて考えなくていい」**と感じたと語っています。
NHKアーカイブ : 塚地武雅
渥美清さんやドリフターズ、クレイジーキャッツのように、笑いと演技を自然に行き来する存在でいいのではないか——その気づきが、現在のスタンスにつながっているようです。
このブレない姿勢と積み重ねがあったからこそ、日曜劇場という大舞台でも、安心して重要な役を任される存在になったのではないでしょうか。
🌟悪役・挑戦役にも説得力がある理由は「人を見る力」にあった
ドラマ『緊急取調室』最終回❗️
— オリコンニュース (@oricon) December 18, 2025
12年の連ドラシリーズに幕
「心から感謝を込めて…
ありがとうございました!」
💐キャスト陣コメントhttps://t.co/NxHP3RdGtf
天海祐希、田中哲司、速水もこみち
鈴木浩介、塚地武雅、でんでん、小日向文世#緊急取調室 #キントリ pic.twitter.com/HlfiLLvhdZ
塚地武雅さんの演技が心に残る理由のひとつが、役に対する真摯な向き合い方です。
映画『梅切らぬバカ』では、自閉症の息子役を演じるため、実際にグループホームを訪れ、当事者と交流し、数多くの資料映像を研究しました。
その経験から塚地武雅さんは、
「知らないことが怖さにつながる。知ることで見方が変わる」
という大切な気づきを得たと語っています。
この姿勢は、悪役を演じるときにも共通しています。
ただ怖い存在として描くのではなく、なぜそうなったのか、どんな弱さを抱えているのかを丁寧にすくい取るからこそ、リアルで説得力のある人物像になるのです。
『リブート』の菊池も、権力への野心と自己保身の間で揺れ動く存在です。
そこに塚地武雅さんならではの人間臭さが加わることで、視聴者は「嫌な奴なのに目が離せない」と感じるのかもしれません。
芸人として培った観察眼と、俳優として磨いてきた表現力。
その両方が重なった今だからこそ、悪役というポジションが新たな魅力として立ち上がっているように感じられます。
🌈まとめ
塚地武雅さんが日曜劇場『リブート』で悪役に抜擢されたのは、決して意外な出来事ではなく、長年の積み重ねの延長線上にある出来事だと言えそうです。
芸人として人を観察し、俳優として一人ひとりの人生に寄り添う演技を続けてきたからこそ、複雑で人間味のある悪役を任される存在になったのでしょう。
『リブート』は、物語そのものだけでなく、塚地武雅さん自身の“再起動”を感じさせる作品でもあります。
これまでのイメージを大切にしながら、新しい一面を静かに更新していく——そんな姿を、ドラマを通して見届けるのも楽しみのひとつかもしれませんね。









