俳優としての確固たる地位を築きながらも、新たな挑戦を止めない佐藤健さん。
2025年、Netflixシリーズ『グラスハート』での主演とプロデュース、さらに劇中バンドTENBLANKの現実デビューが大きな話題に!
藤谷直季という“孤高の天才ベーシスト”を演じるために、未経験から楽器を習得するストイックさも健在。
この記事では誕生秘話から最新活動、家族エピソードまで、佐藤健さんの“今”をまるっとまとめます。
『グラスハート』とTENBLANK誕生の舞台裏
『グラスハート』は、佐藤健さんが2019年に自らNetflixへ企画を持ち込んだ情熱プロジェクトです。
きっかけは、「日本のドラマが世界で観られることを“当たり前”にしたい」という強い想い。
彼は単なる主演俳優としてではなく、企画・プロデュース・音楽活動まで手がける形でこの作品に臨みました。
劇中の鍵を握るのが、バンドTENBLANK。
ストーリー上の存在にとどまらず、実際に現実世界でデビューし、楽曲配信やライブ活動まで行う異例の展開を実現しました。
メンバーは藤谷直季(佐藤健さん)、西条朱音(宮﨑優さん)、高岡尚(町田啓太さん)、坂本一至(志尊淳さん)という豪華俳優陣。
さらに音楽制作陣にはRADWIMPS・野田洋次郎さん、[Alexandros]・川上洋平さん、ONE OK ROCK・Takaさんといったトップアーティストが参加し、サウンド面でも一流の仕上がりに。
Men’s Non-no web : 佐藤健、スペシャルインタビュー「日本のドラマが世界で観られることを、“当たり前”にしたい。そんな目標が僕の心に芽生えました」
役作りでは、佐藤健さんが未経験だったベースとピアノを猛練習。
「子どもの頃に楽器をやっておけばよかったと、冗談抜きに200万回思った(笑)」と語るほどの苦労があったそうです。
また『グラスハート』の衣装は「同じアイテムは二度と登場しない」という徹底したこだわりを持ち、NYLON JAPANやメンズノンノの特集でもその背景が紹介されています。
NYLON : ハートが震えるWカバー!!! 《佐藤健》《町田啓太》《志尊淳》がNYLON JAPAN9月号に登場!!!
細部までリアルを追求する姿勢が、この作品の世界観をより鮮明にしているのです。
俳優・佐藤健の歩みと“挑戦の系譜”
Netflixシリーズ『#グラスハート』
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) August 6, 2025
日本の「今日のシリーズTOP10」1位🏆
大ヒットを記念して#TENBLANK(佐藤健、宮﨑優、町田啓太、志尊淳)スペシャルカットが到着!
この夏"日本で最もアツい"
《青春音楽ラブストーリー》
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1989年3月21日、埼玉県岩槻市(現さいたま市岩槻区)に生まれた佐藤健さん。
2006年に俳優デビューすると、翌年『仮面ライダー電王』で初主演。
2008年のドラマ『ROOKIES』で全国的に名を知られる存在となりました。
その後は映画『るろうに剣心』シリーズで圧倒的なアクションと演技力を見せつけ、日本映画界での地位を確立します。
2020年には『恋はつづくよどこまでも』で再び社会現象級の人気を獲得し、恋愛作品での存在感も証明。
2022年にはNetflix『First Love 初恋』で国際的な評価を受け、海外ファン層も急拡大しました。
そして2025年、『グラスハート』では主演だけでなくプロデューサー、さらには劇中バンドTENBLANKのベーシストとしても活動し、三刀流の活躍を見せています。
幼少期は人見知りで、「小学3~4年生のときに野球を始めてから少しずつ変わった」と振り返っています。
その経験は、新しい挑戦にも物怖じしない精神力へとつながっています。
また2024年には公式ファンクラブ**「CANDY」**を開設し、YouTubeやInstagramを通じてファンとの交流を積極的に行うなど、メディア戦略の巧みさも光ります。
俳優としてだけでなく、プロデューサー・ミュージシャンとしての幅広い活動は、まさに“挑戦の系譜”そのものです。
家族に支えられた素顔と温かいエピソード
佐藤健さんは中学1年生のとき、両親の離婚を経験。
その後は母・妹・祖母と4人暮らしをしていました。
決して裕福ではなかったものの、「家族仲は本当に良かった」と語り、女性3人に囲まれた生活が穏やかで礼儀正しい性格を育んだといわれます。
母親は佐藤健さんを溺愛し、幼少期に「悩みはないの?」と尋ねた際、彼が「悩みがない」と答えたことに感心したというエピソードもあります。
妹は有名人の兄を「面倒くさい」と笑って話すこともあり、家族間の距離感はとても自然体。
NEWSポストセブン : 佐藤健が告白、妹とは緊張関係「佐藤健が兄だと周囲には伝えず」
『グラスハート』での役作りのために、未経験の楽器練習を日夜重ねた努力家の一面や、海外展開を見据えたプロデュース力の背景には、この家族から受け継いだ粘り強さと誠実さが垣間見えます。
表舞台ではクールな印象を持たれがちな佐藤健さんですが、その根底には家族の温かい支えと、自分を信じてくれる人を喜ばせたいという想いが息づいています。
こうした家庭環境と人柄が、彼の演技や作品づくりに柔らかさと芯の強さを与え、観客を惹きつける大きな魅力となっているのです。
まとめ
『グラスハート』とTENBLANKは、佐藤健さんの新しい挑戦の象徴です。
主演・音楽活動・プロデュースを同時にこなし、国内外から注目を集めるその姿は、これまでのキャリアの集大成といえるでしょう。
母子家庭で育ちながらも家族に支えられ、仲間やファンと共に進化を続ける佐藤健さん。「世界で観られる日本の作品」を本気で目指す情熱は、これからのエンタメ界に新しい風を吹き込み続けます。
