2025年、坂本冬美さんは 第76回NHK紅白歌合戦に37回目の出場 を果たし、名実ともに“紅白の顔”として輝きを放ち続けています。
デビューから38年、演歌の枠を超えて幅広い世代に愛され、いまや日本の音楽シーンに欠かせない存在。
この記事では、デビュー秘話や家族との深い物語、そして「なぜ坂本冬美はこんなに長く愛されるのか?」という核心に迫ります。
代表曲「また君に恋してる」「夜桜お七」などの名曲や、2025年最新情報までまとめてご紹介します。
デビューの裏側がすごい!“流行らない”と言われたデビュー曲と師匠の教え
坂本冬美さんの歌手人生は、決して華やかなスタートではありませんでした。
高校卒業後は地元・和歌山県の梅干し工場に勤務しながら、“歌手なんて夢のまた夢”と思っていたほど。
しかし、1986年に出場したNHK「勝ち抜き歌謡天国」での優勝が大きな転機になります。
彼女に目を留めたのが、作曲家・猪俣公章さん。
ここから約8か月(説によっては2年間)にわたる内弟子生活が始まりました。
内弟子時代は、歌の基礎はもちろん、礼儀作法や精神面まで徹底的に鍛えられる毎日。
むーたん坂本冬美さん自身、「あの日々がなければ、今の私はない」と語るほどの濃密な修行期間だったといいます。
そして迎えた1987年、「あばれ太鼓」でデビュー。
しかし、ここにも驚きのエピソードがあります。



なんと坂本冬美さんは、師匠から楽曲を渡されたときに思わず「この曲は流行らないと思います」と発言してしまい、猪俣氏を激怒させてしまったのです。
ORICON NEWS : 坂本冬美、師匠・猪俣公章さんを大激怒させた過去 デビュー曲を聞いて放った一言にスタジオ驚がく
さらに、師匠は“冬”の字が寂しすぎるのではと懸念し、芸名をひらがなに変更する案まであったほど。
ところが、その「あばれ太鼓」は見事にヒット。
翌年リリースの「祝い酒」は日本レコード大賞金賞を受賞し、1988年の紅白初出場(当時19歳)へとつながります。



この華麗な躍進の裏には、猪俣氏の教えである 「まず歌詞を大事に歌いなさい」 という軸が、坂本冬美さんの歌声にしっかり根付いていたのです。
その後の「夜桜お七」「また君に恋してる」などの名曲につながっていく“土台”は、このデビュー秘話に詰まっています。
家族との深い別れと葛藤。それでも歌い続けられた理由
坂本冬美さん💿
— Jun Mochizuki 望月純 (@JunMochizuki) November 12, 2025
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坂本冬美さんが“強い歌”を届けられる理由のひとつに、家族への深い愛と、その別れがあります。
彼女の家族史は、決して平坦ではありません。
まず、父は26年前(1999年頃)、55歳という若さで事故により突然の別れが訪れました。
坂本冬美さんが帰省した際、父は「10分でもお茶していけば?」と声をかけたものの、飛行機の時間を理由に断ってしまった。



その後悔は今も胸に残り、「あのさみしそうな目を忘れられない」と語っています。
続いて、母は2022年6月に77歳で逝去。
心臓手術を受けてから7年間にわたり闘病生活を送り、最後の2年間は車椅子での生活でした。
弟さんが献身的に介護し、坂本冬美さんも仕事の合間を縫って毎月帰郷。
母が20代で3人の子どもを必死に育てた強さは、坂本冬美さんにとって人生の指針ともいえる存在でした。
そして、最も胸を締めつけるのが、弟さんの死です。
2023年8月、55歳でがんにより逝去。
母の他界からわずか3か月後に病が発覚し、余命半年と宣告されたといいます。
母を6年間看取った弟さんに、自由な時間はほんの数か月しかありませんでした。



坂本冬美さんは毎日「私は歌えなくてもいいから、弟を1日でも生かしてあげて」と手を合わせ続けたそうです。
それほど深い絆のある兄妹でした。
葬儀では弟さんが大好きだったサザンオールスターズの曲を流したといい、「まだ受け入れられない。どこかで受け入れたくない自分がいる」と胸の内も語っています。
スポニチアネックス : 坂本冬美が涙 家族相次ぎ天国へ 母死去3カ月後に弟がん判明「まだ受け入れられない」
それでも坂本冬美さんは、強く前を向きます。
「悲しみの数は多い。でも後悔はない。父と母と弟が仲良くしてくれていると思う。私はしぶとく生きて、弟の分も歌いたい」 この言葉が、彼女の“芯の強さ”そのものです。
なぜ坂本冬美は愛されるのか?歌声・姿勢・挑戦し続ける姿
【坂本冬美】
— タワーレコード J-POP (@TOWER_Jpop) November 18, 2025
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坂本冬美さんが38年にわたって第一線で愛され続ける理由には、歌唱力だけでは語れない“深い魅力”があります。
そのひとつが、「ジャンルにとらわれない柔軟性」。
演歌のコブシを効かせた歌唱はもちろん、ポップスやフォーク、バラードまで幅広く歌いこなすスタイルは、世代を超えた支持を得ています。
特に2009年に大ヒットした「また君に恋してる」は、演歌ファン以外の若い世代にも刺さり、坂本冬美さんの存在を“国民的歌手”へと押し上げた象徴的な作品。
さらに2024年のカバーアルバム『想いびと』では、秦基博「ひまわりの約束」や安全地帯「恋の予感」、GACKT「サクラ、散ル…」、山崎まさよし「One more time, One more chance」など、男性目線の楽曲を多数セレクト。
歌詞の世界観を丁寧に読み解き、感情を乗せて歌い上げる表現力は圧巻です。
Yahooニュース : 愛する人への想いを届けたい――坂本冬美『想いびと』インタビュー



こうした姿勢の根底には、師匠・猪俣公章氏の 「歌詞を大事に歌いなさい」 という教えがあります。



坂本冬美さんは今もこの言葉を守り続け、「自分の無力さを感じる」「反省の日々が続く」と語るほど、どれだけキャリアを重ねても謙虚。
成功に驕らず、一曲一曲に真摯に向き合う姿は、多くのファンや共演者からも慕われる理由のひとつです。
さらに近年では、葉加瀬太郎さんとのコラボ「Vagare」や2025年の新曲「浪花魂」など、新しい挑戦も積極的。
PR TIMES : 「Vagare / 坂本冬美 × 葉加瀬太郎」TBS系列『ひるおび』6月エンディングテーマに決定!
演歌歌手でありながらトレンドを取り入れ、時代に寄り添う柔軟さはまさに唯一無二です。
紅白に37回出場できる理由――それは、ただの実績ではありません。
「坂本冬美さんという人間の強さ・やさしさ・真摯さが、多くの人の心に届き続けているから」
その積み重ねこそが、彼女が愛される最大の秘密なのです。
【まとめ】
坂本冬美さんは、デビュー秘話や家族との深い別れなど、多くの経験を通して “強さとやさしさを併せ持つ歌手” として歩んできました。
紅白37回出場という偉業も、その積み重ねがあってこそ。
演歌だけでなく、多彩なジャンルに挑戦し続ける姿勢や、歌詞を大切にするまっすぐな心が、長く愛され続ける理由です。
2025年も新曲「浪花魂」やライブ活動など、ますます進化する坂本冬美さん。
これからも“国民に寄り添う歌声”で、日本の音楽シーンを彩り続けてくれる存在です。
2025年第76回NHK紅白歌合戦 出場歌手
総合司会 : 有吉弘行 / 綾瀬はるか
/ 今田美桜 / 鈴木奈穂子アナウンサー
紅 組 50音順(カッコ内は出場回数)
- アイナ・ジ・エンド (初)
- あいみょん (7)
- ILLIT (2) 幾田りら (初)
- 石川さゆり (48) 岩崎宏美 (15)
- CANDY TUNE (初) 坂本冬美 (37)
- 髙橋真梨子 (7) ちゃんみな (初)
- 天童よしみ (30) 乃木坂46 (11)
- HANA (初) Perfume (17)
- ハンバート ハンバート (初)
- FRUITS ZIPPER (初)
- MISIA (10) 水森かおり (23)
- LiSA (4)









