日本女子バドミントン界に、新たなスターが誕生しました。
その名は宮崎友花(みやざき ともか)選手。
19歳という若さながら、すでに世界ランキング8位に名を連ね、2025年の世界選手権でも堂々の3回戦進出を果たしました。
さらに、高校時代には**全日本総合シングルス優勝(史上5人目の高校生女王)**という偉業も達成。
所属チームACT SAIKYOでの挑戦も始まり、次世代のエースとして世界が注目しています。
世界選手権2025でのデビュー戦!19歳の堂々たる戦い
2025年8月、フランス・パリで行われた世界選手権2025に、宮崎友花選手が初めて出場しました。
世界ランキング8位という高順位で迎えた大会は、彼女にとって大きな試練の場でしたが、堂々としたプレーで観客を魅了しました。
J SPORTS : バドミントン世界ランキング
1回戦ではトルコのネスリハン・アルン選手と対戦。
第1ゲームを奪われる苦しい展開から逆転勝利を収めると、持ち前の粘り強さと勝負強さを発揮し「逆境でこそ強い選手」という印象を残しました。
2回戦では中国のシュー・ウェンチ選手を破り、世界の舞台でも十分通用することを証明。
さらに注目を集めたのは、フォアハンドからバックハンドへと切り替えた新しいサーブです。
精度が高まり、リズムを作る大きな武器となりました。
3回戦ではインドネシアのプトゥリ・ワルダニ選手に惜しくも敗退しましたが、ベスト16入りという結果は初出場としては快挙。
スポニチの取材に「コートの感覚は良かった」と振り返った彼女は、収穫と課題を胸に次の挑戦に向けて走り出しています。
スポニチアネックス : バドミントン宮崎友花 逆転勝ちで世界デビュー「コートの感覚はつかめた」19歳ヒロイン笑顔の初陣
まだ19歳のデビュー戦で得た経験は、間違いなく今後の成長に大きな糧となるでしょう。
高校時代の快進撃と「史上5人目の高校生女王」
報ステのスポーツ、ヒロド歩美さんから👏バドミントン宮崎友花選手の聖なる汗へ💯🎉🎊【進化する19歳の挑戦】#バドミントン #宮崎友花 #報ステ #報道ステーション #ヒロド歩美 #田口真彩 #柳井商工 pic.twitter.com/Qpu4pE7eVq
— Lover Sweet∴∵∶∷Ex (@coolearth_jp) August 26, 2025
宮崎友花選手が「天才少女」として名を広めたのは、高校時代の圧倒的な成績にあります。
2022年には世界ジュニア選手権シングルス優勝という歴史的な快挙を成し遂げ、日本のみならず世界にその存在を示しました。
翌2023年にはインターハイで団体・シングルスを制覇し、さらにランキングサーキット準優勝も経験。
高校生ながら国内外で結果を残し続け、バドミントン界のニュースターとして急速に注目を集めました。
FRIDAY DIGITAL : バドミントン女子シングルス・宮崎友花 ロス五輪を見据える次世代クイーンには「希望しかない」
そして決定的な出来事となったのが、2024年の全日本総合シングルス優勝です。
この大会で高校生が女王に輝いたのは史上5人目。
SPORTIVAの記事によると、彼女は「10代のうちに優勝したい」という強い思いを胸に挑んでいました。
準決勝では郡司莉子選手に第1ゲームを奪われながらも逆転勝利し、持ち前の粘りと冷静な戦術眼を発揮。
決勝を制した瞬間、会場は大きな拍手に包まれました。
Sportiva.web : 宮崎友花が世界の舞台へ バドミントン女子・史上5人目の高校生王者となった新星の可能性
「柳井の赤いユニフォームで挑む最後の戦い」という特別な意味を持つ大会で最高の結果を残した宮崎友花選手は、同世代のライバル田口真彩選手とともに「日本バドミントンの未来」を担う存在として一躍脚光を浴びました。
ACT SAIKYO移籍と未来の五輪金メダリスト候補
【バドミントン最新フォト📸】コート上で華麗に舞うヒロインたち!
— 集英社スポルティーバ (@webSportiva) January 7, 2025
宮崎友花選手や田口真彩選手などのフォトギャラリーを更新しました✨
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高校を卒業した宮崎友花選手は、2025年4月から社会人チームACT SAIKYOに加入。
新しい環境での挑戦が始まりました。
ACT SAIKYOは国内でも屈指の強豪チームで、数多くのトップ選手を輩出してきた実績があります。
宮崎友花選手はここで練習環境を一新し、さらなるレベルアップを図っています。
ACT SAIKYO公式サイト : 宮崎友花選手Profile
J SPORTSによれば、現在の彼女は山口茜選手に次ぐ日本女子シングルスの2番手と評価されており、若手ながらすでにエース候補のポジションに位置づけられています。
武器は身長164cmを活かした多彩なショット。
ドロップ、クリア、スマッシュの切り替えが巧みで、相手を翻弄するプレーが光ります。
さらに国際大会での経験を重ねる中で、メンタル面の成長も顕著。
プレッシャーのかかる場面でも冷静に対応できる点が大きな強みです。
FRIDAYでは「2028年ロサンゼルス五輪を見据えた次世代クイーン」と紹介されており、すでに日本代表の柱として期待されています。
本人もスポニチのインタビューで「19歳になったけど、大きな買い物をしてみたい」と笑顔で語るなど、年齢らしい一面をのぞかせつつ、競技への真剣な姿勢は揺らぎません。
スポニチアネックス : 【バドミントン】宮崎友花が19歳の誓い「大きな買い物を1つしたい」
ACT SAIKYOでのさらなる飛躍が、彼女を五輪メダリストへと押し上げていくことでしょう。
まとめ
宮崎友花選手は19歳にして世界ランキング8位、全日本総合優勝という輝かしい実績を誇る次世代エースです。
高校時代の快進撃から世界選手権デビュー戦での堂々たるプレー、そしてACT SAIKYOでの新しい挑戦。
すべてが彼女をさらなる高みへと導いています。
2028年ロサンゼルス五輪では、金メダル候補として世界を沸かせる存在になることは間違いありません。
日本バドミントン界を背負う「次世代女王」の活躍から、今後も目が離せません。