パリ2024オリンピックで日本女子レスリング史上初の“最重量級”金メダルを獲得した鏡優翔(かがみ ゆうか)選手。
試合中は力強く、マットを降りれば「かわいすぎる!」とSNSで大注目の23歳です。
怪我を乗り越えた復活劇や祖父への想い、さらにはファッションへのこだわりなど、強さと可愛さを兼ね備えた素顔がいっぱい。
今回は、鏡優翔選手の経歴や秘蔵エピソードをまとめてご紹介します!
「怪我からの奇跡!パリ五輪でつかんだ金メダル」
鏡優翔選手がパリ五輪で金メダルを獲得するまでの道のりは、まさに奇跡の連続でした。
2024年3月には肋骨骨折、さらに同年5月には右膝内側靭帯損傷と、全治3カ月の大怪我に見舞われました。
大会わずか3カ月前という絶望的な状況に、多くの人が出場すら危ぶむほどでしたが、彼女は「ケガは必然的な試練。私に何かを教えてくれている」と語り、痛みに耐えながら必死に前を向き続けました。
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周囲のサポートもあり、彼女は体を労りながらも試合を想定した練習を工夫し、少しずつ復帰への道を歩みました。
そして迎えた五輪本番。
初戦でのエクアドル選手との接触により右目を強打し、視界が揺れるほどの激痛が襲いました。
普通なら棄権を選んでもおかしくない状況で、彼女は「骨折していたら、それもまた一つのストーリーになる」と自らを奮い立たせ、最後まで戦い抜いたのです。
大会後に判明した診断は“眼窩底骨折”。体も心も限界を超えていましたが、その試練を乗り越えて金メダルを勝ち取った姿は、日本中に感動を与えました。
大会最終日、最後の金メダルを日本にもたらした彼女の雄姿は、スポーツの真髄を示す歴史的瞬間となったのです。
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「祖父との絆と“カワイイ”マウスピースの秘密」
【南相馬子ども保養プロジェクト2025夏2日目】
— 福嶋秀樹 (@matsuyafudosan) July 27, 2025
パリオリンピック女子レスリング金メダリスト@yuukagami0914 鏡優翔選手の登場です!みんなで魚つかみ取りや調理、また金メダルを見せていただいたりサイン会などあっという間の2時間でした!

… pic.twitter.com/hFKir88CcM
鏡優翔選手の強さを支えたのは、家族、とりわけ亡き祖父との深い絆でした。
祖父・政博さんは難病を患いながらも彼女の成長を見守り続け、その存在は常に心の支えとなっていました。
政博さんの死後も、鏡優翔選手は祖父の遺骨とコインを大切に持ち歩き、大舞台にも携えていました。
「一緒に戦っている」と思うことで気持ちを奮い立たせ、プレッシャーを跳ねのける力に変えていたのです。
パリ五輪決勝で勝利を収めた瞬間、「やったぞ、おじいちゃん!」と叫んだ彼女の姿は、会場の観客にも大きな感動を呼びました。
また、彼女を語る上で欠かせないのが、試合中でも存在感を放つ「KAWAII」とデザインされたマウスピース。
SNSでは「強いのにかわいい!」「ギャップが最高」と話題になり、彼女の人気をさらに高めました。
鏡優翔選手はネイルやアクセサリーにもこだわり、「マットを降りたら普通の女の子でいたい」と語っています。
レスリングでの圧倒的な強さと、普段の等身大の女性らしさ。
そのギャップこそが、彼女の魅力を際立たせているのです。
スポーツ界の枠を超え、ファッションやライフスタイルにも影響を与える存在として、今後の活躍がますます期待されます。
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「東洋大学での成長と未来への挑戦」
鏡優翔選手が競技者として大きな飛躍を遂げたのは、東洋大学での4年間でした。
前田翔吾コーチとの出会いにより、これまで感覚的に頼っていたレスリングスタイルが理論的で緻密なものへと進化しました。
彼女自身も「今までの人生で一番レスリングを楽しめた4年間だった」と振り返っており、この期間が技術面だけでなく精神面の成熟をもたらしたことは間違いありません。
大学時代には大胸筋断裂という大怪我に直面し、一時は選手生命が危ぶまれました。
しかしコーチや仲間たちの支えにより復帰を果たし、その経験が後の世界選手権優勝やオリンピック金メダルにつながる強さの源になりました。
学業でも努力を惜しまず、社会学部を卒業後は大学院で総合情報学を専攻し、知識と競技力を両立させる姿勢を貫いています。
今後については「4年後を狙うには、これまで以上の覚悟が必要」と語り、現在は目の怪我の治療に専念中です。
さらにレスリング普及やバラエティ番組出演にも前向きな意欲を示しており、スポーツだけでなくメディアや教育活動でも新しい役割を果たそうとしています。
強さと知性、そして人間的な魅力を兼ね備えた鏡優翔選手は、レスリング界を超えて日本を代表する存在へと成長しつつあるのです。
その未来には、計り知れない可能性が広がっています。
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まとめ
鏡優翔選手は、日本女子レスリング最重量級で初めて金メダルを獲得した偉大なアスリートでありながら、「かわいい!」と話題になる親しみやすい魅力を持つ選手です。
怪我や祖父との約束といった感動のストーリー、そして大学での成長が彼女を唯一無二の存在へと導きました。
これからの挑戦も、レスリングだけにとどまらず、多方面での活躍が期待されます。
強さと可愛さを兼ね備えた鏡優翔選手の物語は、まさに日本スポーツ界の宝といえるでしょう。
