一ノ瀬ワタルさんという俳優は、ただの“元格闘家”という肩書きでは片づけられません。
福岡・佐賀での幼少期、キックボクシングで鍛えた肉体、そして『サンクチュアリ -聖域-』で世界を驚かせた圧巻の存在感。
ここまで積んできたものが、とんでもなく濃いんです。
そして2025年、Netflix『イクサガミ』で彼は再び世界へ挑みます。
なぜ彼がここまで支持されるのか? の理由を、生い立ちから役作り、そして最新作まで、一歩ずつ整理して紐解いていきます。
覚悟して読んでください。
芯の強い男の物語です。
◆壮絶な生い立ちと格闘家時代──“強さの根っこ”はどこから生まれた?
一ノ瀬ワタルさんの魅力の源泉を語るとき、幼少期の環境は避けて通れません。
5歳で父親を亡くし、母親は仕事で家を空けることが多い。
兄弟3人で育つ日々は、簡単な道ではありません。
それでも彼は、どこか「負けん気」と「まっすぐさ」を胸に育っていきます。
むーたんこれは昔ながらの“芯の強さ”そのものです。
16歳でキックボクシングを始め、進学せずに上京。



これを聞くだけで、「そりゃ強くなるよな」と思わず頷いてしまいます。
沖縄のジムで内弟子となり、朝から晩まで雑務と修行。
さらに、タイやラオスに渡り、格闘家としての技と精神を叩き込まれる。
これ、昔気質の修行そのものです。
ORICON NEWS : 元格闘家・一ノ瀬ワタル、栄養失調、極貧生活、無意味だった海外修行…壮絶サクセスストーリー
そんな彼の格闘家人生は、順風満帆だったわけではありません。



ミドルキックの事故で睾丸が一つ割れるという、聞いただけで背筋が凍る大怪我も経験。



それでも「辞める」ではなく「続ける」ほうを選ぶ。



こういう“折れない心”が後の俳優人生で大きな武器になります。
そして転機となったのが、漫画『クローズ』のエキストラ募集。
当時の所属ジムに三池崇史監督がいた縁もあり、彼は『クローズZERO II』で俳優デビュー。
ここから、強さと人間味を併せ持つ俳優・一ノ瀬ワタルさんの歴史が始まります。
彼の原点には、痛み・孤独・努力──この三つが揺るがず存在しているんです。
◆世界を掴んだ『サンクチュアリ』──40kg増量と“役への執念”が生んだ奇跡
#変態植物倶楽部
— らむりん W/ 鬼切丸 (@RAMURiNex) November 27, 2025
#テレビ大阪
#TVer
これどんなのか気になる
にっこにこの一ノ瀬ワタルかわよい
男性の植物系フォロワーさんだいたいこんな感じを想像してる pic.twitter.com/wtihL5LoUv
2023年、Netflix『サンクチュアリ -聖域-』での猿桜役は、まさに“一ノ瀬ワタルという俳優の覚醒”そのものでした。



オーディション時85kgだった体重を、最終的に125kgまで増量。



1年かけて40kg増やすなんて、普通はやりません。



やれと言われても誰もやりません。



彼はやるんです。
それだけで覚悟が分かります。
BRUTUS : 『サンクチュアリ −聖域−』の次、どうする!?一ノ瀬ワタルらが撮影秘話と、ここからの展開?を存分に語る
脚本を読んだ際には「猿桜、めっちゃ俺やな」と直感したとのこと。
だからこそ、オーディション後に監督へ「絶対、猿桜は俺だと思います!!」と直訴。
こんなにストレートで熱い男、今どき珍しいですが、だからこそ人の心を打つんでしょう。
さらに、撮影前の半年間は監督とSNSで毎日やり取りを続けたという徹底ぶり。
“作品ファースト”という言葉を口にせずとも、その姿勢がすべて語っています。
役に潜り込み、役とともに生活し、役に己を委ねる。
昔の役者魂を感じさせるやり方です。
そしてこの努力はしっかり世界に届きました。
日本ランキング1位、世界50カ国以上でTOP10入り。
猿桜というキャラクターが響いたのではなく、一ノ瀬ワタルさんという人間の熱量そのものが響いた──そんな印象さえあります。
振り返れば、彼の人生はずっと“気持ちの強さ”で勝負してきたもの。
『サンクチュアリ』は、その強さが世界へ届いた瞬間だったと言えます。
◆『イクサガミ』で世界へ再挑戦──怪力の巨漢・立花雷蔵に宿す“魂”とは?
2025年11月13日、Netflixが世界独占配信する『イクサガミ』で、一ノ瀬ワタルさんは立花雷蔵を演じます。
“命をもぎ取る怪力”という、言葉だけで迫力満点のキャラクター。
巨大な武器を操る巨漢という設定は、彼のフィジカルを存分に生かす絶好のフィールドです。
朝日新聞 : 『イクサガミ』世界2位の快挙



主演・岡田准一さん、監督・藤井道人さんという布陣に対して、一ノ瀬ワタルさんは「現代の侍の生き残りだと勝手に思ってしまった」と語っています。



まっすぐすぎて笑ってしまいますが、この素直さこそ彼の強みなんです。
立花雷蔵という役は、ただ強いだけでは響きません。
重さ、覚悟、魂──これらが乗って初めてキャラクターに深みが出ます。
その点、一ノ瀬ワタルさんは生い立ちも経験も強烈。



痛みも孤独も努力も知っている。



だから強いキャラに「中身」が宿る。
ここが他の俳優と大きく違うところです。
また、近年はパパ役や温かい父親像の演技も増えています。
『対岸の家事』で子役と深い絆を築き、バルーンアートまで練習するという努力家ぶり。
強面な見た目とのギャップも大きな魅力になっています。
ORICON NEWS : 「5歳で父親を亡くした」一ノ瀬ワタルが“子煩悩パパ役”で参考にしたこと
『イクサガミ』は、世界に向けた“侍アクションの極み”。
そこに、一ノ瀬ワタルさんという“本物のフィジカルと魂をもつ俳優”が加わる。
これはもう、期待するなというほうが無理な話です。
◆まとめ
一ノ瀬ワタルさんは、格闘家としての痛みや孤独、そして俳優としての努力を積み重ねてきた“本物”です。
世界に響く理由は、強さだけではなく「人間味の深さ」にある。
『サンクチュアリ』で見せた執念の40kg増量、役と真摯に向き合う姿勢、そして2025年の『イクサガミ』で挑む立花雷蔵。
どこを切っても、一本筋の通った男の生き様が見えてきます。
強くて優しい。まっすぐでぶれない。
そんな一ノ瀬ワタルさんの軌跡は、これからも世界に届き続けるはずです。









