2025年の日向坂46は、これまでのイメージを大きく塗り替える「転換期」に突入しました。
アリーナツアーで約26万人を動員する安定したライブ力を見せる一方、ライブ動員力ランキングでは前年から順位を落とし、ファンの間でも「何が起きているの?」という声が増えています。
その背景には、1期生全員卒業という大きな節目、5期生の急成長と台頭、そして選抜制の復活という、グループの在り方を左右する変化がありました。
本記事では、2025年の日向坂46が“なぜ転換期を迎えたのか”を、ライブ動員力・メンバー構成・運営方針の3つの視点から、わかりやすく総まとめします。
😼なぜライブ動員力は下がった?数字で見る日向坂46・2025年のリアル
2025年の日向坂46は、全国6都市・13公演のアリーナツアー「MONSTER GROOVE」を開催し、年間動員数は約26万人を記録しました。
Real Sound : “今の日向坂46”だからこそ生み出せたステージに 『MONSTER GROOVE』の実験性、浮かび上がったグループの軸
この数字だけを見ると、坂道グループの中でも依然として高水準であり、アリーナ規模を安定して埋められる実力派グループであることに変わりはありません。
しかし、日経エンタテインメント!の「ライブ動員力ランキング」では、前年の13位から24位へとランクダウンしています。
むーたんこの順位低下の最大の理由は、他グループとの“相対評価”の変化です。
2025年は乃木坂46・櫻坂46がドーム規模や大型イベントを積極的に展開し、全体の動員数を大きく伸ばしました。
一方の日向坂46は、アリーナ中心の堅実なツアー戦略を取ったため、総動員数では見劣りする形になったのです。
また、1期生卒業後初の本格ツアーという点も無視できません。



これまでライブの“顔”としてグループを引っ張ってきた1期生が不在となり、ファン層の入れ替わりや様子見の動きが出たことも、動員力の伸び悩みに影響しました。
ただし、最終公演を国立代々木競技場第一体育館で3日間開催できた点からも分かるように、日向坂46のライブ需要そのものが落ちたわけではないというのが実情です。
👉 「順位は下がったが、基礎体力は維持」
👉 “爆発力”より“安定感”を選んだ一年
これが、2025年ライブ動員力の正しい見方と言えるでしょう。
😼なぜ5期生が主役に?大野愛実センターが象徴する世代交代
日向坂46の『PARTY』が豪華すぎて
— 卵の車輪 (@Quattro511) December 20, 2025
“美しい”の大集合で壮観!#ひなこれ #日向坂46https://t.co/TecfeRVwDs pic.twitter.com/YaqKbYitzU
2025年の日向坂46を語るうえで、5期生の存在感は欠かせません。
その象徴が、16thシングル「クリフハンガー」での大野愛実さんの初選抜・初センター抜擢です。
5期生加入からわずか数か月でセンターに立つという展開は、坂道グループ全体を見ても異例であり、運営が明確に“世代交代を加速させる”意思を示した瞬間でした。
5期生は平均年齢17.9歳と若く、フレッシュさと素直さを武器に急速にファンを獲得しています。



SNSやミーグリでの反応も良く、**「応援しがいのある世代」**として支持を広げているのが特徴です。
また、子役経験や特技(ピアノ・乗馬など)を持つメンバーが多く、個性の幅も広い。



これは、バラエティやライブ演出においても大きな強みになります。
一方で、上村ひなのさんなど過去にセンター経験のあるメンバーが選抜から外れたことには、賛否両論がありました。
しかしこれは、人気や実績だけでなく“未来への投資”を優先した采配とも言えます。
1期生が築いたブランドを、2期生・3期生だけでなく、さらに下の世代へ引き継ぐための布石なのです。
👉 5期生センター=話題作りではなく戦略
👉 「今強い」より「これから強くなる」選択
2025年の日向坂46は、明らかに“次の10年”を見据えた動きを始めています。
😼なぜ選抜制が復活?競争が生んだ緊張感と新しい日向坂46
2025年、日向坂46にとって大きなトピックとなったのが、選抜制の復活です。
16thシングルでは3作ぶりに選抜制が導入され、選抜人数は14名。
2期生から5期生までが混在する構成となり、グループ内の競争環境が一気に引き締まりました。
これまでの日向坂46は、「全員で前に進む」イメージが強く、選抜制を取らない時期も長く続いていました。
しかし1期生卒業後、人数・世代ともに構成が変化した今、成長スピードに差が生まれるのは避けられない現実です。
そこで運営は、あえて競争を可視化し、メンバー一人ひとりの意識を高める方向へ舵を切りました。



この選抜制復活は、ファンにとっても賛否があります。



ただ、ライブや番組を見ていると、表情・パフォーマンス・発言に明らかな緊張感が生まれているのも事実です。
特に4期生・5期生は、「次は自分が選ばれるかもしれない」という期待と危機感を背負い、急速に成長しています。
👉 選抜制=分断ではなく成長装置
👉 “ぬるさ”を捨てた新生日向坂46
この変化をどう活かすかが、今後の人気回復・拡大のカギとなるでしょう。
🌈まとめ
2025年の日向坂46が転換期を迎えた理由は、ライブ動員力の相対的低下、5期生の台頭による世代交代、そして選抜制復活による競争環境の変化が重なったからです。
順位や数字だけを見ると不安要素もありますが、実態は**「次の成長段階に入るための準備期間」**とも言えます。
小坂菜緒さん・金村美玖さんといったエース級の存在に加え、5期生という新たな軸が育ちつつある今、日向坂46は再び上昇気流に乗る可能性を十分に秘めています。
2025年は“終わり”ではなく“始まり”、 新生日向坂46の本当の勝負は、ここからです!









