今やテレビでも見ない日はないほど活躍中のお笑いコンビ「紅しょうが」。
中でもボケ担当・熊元プロレスさんのキャラと名前は、一度聞いたら忘れられませんよね。
「プロレス?」とツッコみたくなるその芸名、実はプロレス経験ゼロ!?
そんな熊元プロレスさん、じつは小学生の頃から“モテたい”という思いでお笑いを目指し、紆余曲折の人生を歩んできた努力家なんです。
今回は、そんな彼女の波乱万丈な経歴やお笑いにかける思いに迫ってみましょう!
小学生で芸人志望!? 「モテたい」が原点の笑いの道
熊元プロレスさんの原点は、なんと小学生時代にあります。
きっかけは「どうすれば男子にモテるか?」という素朴で切実な願望。
ふくよかな体型だったため、外見で勝負するのは難しいと感じた熊元プロレスさんは、「面白ければモテる!」という発想にたどりつきます。
そこから、おちゃらけた明るいキャラへとシフトチェンジ。
当初は引っ込み思案だった性格を、自ら変えていったそうです。
さらに、通っていた小学校では「肥満クラブ」と呼ばれる健康指導グループに所属しており、保健室で食事指導を受けていたことも。
そんなちょっと切ないエピソードも、「面白く語れば武器になる」と思っていたのかもしれません。
小学4年生頃には、すでに“笑い”で周囲を引きつける才能が芽生えつつありました。
こうした経験が、後のお笑い芸人としての土台になったのは間違いありません。
面白さで人に好かれたい、認められたい——
熊元プロレスさんのお笑いの原点は、「モテたい」というまっすぐな気持ちだったのです。
この時点で、すでに芸人としての芽が顔を出していたのかもしれませんね。
anan web : 紅しょうが・熊元プロレス「いま思うと無茶をやっていました」 美容の失敗談を明かす
大学中退〜フリーター生活、そしてNSCへ
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— Beyond magazine (@beyondmagjp) June 17, 2025
欲しいときに買うって気持ちいい!
紅しょうが・熊元プロレス(@KumamoP)の、欲求に従いまくるノー節約ライフ💸
ホストクラブに一晩で数十万円、タクシー移動でストレスゼロ、そして部屋にはアンティーク家具。⁰ 「そら、見栄っ張りですから」と笑うのは…。 pic.twitter.com/kImBAInfdN
高校を卒業した熊元プロレスさんは、地元・神戸の大学に進学します。
歴史が好きだったことから、学芸員の資格取得を目指し進学したとも言われています。
ただ、実際に学んでいくうちに「これは趣味で良いかも」と感じるようになり、大学1年の早い段階で中退を決意したそうです。
思っていたよりも競争が激しく、専門的な学びに気持ちがついていかなかったのかもしれません。
その後は、約2年間にわたってフリーター生活を送ります。
よしもとええ仕事人楽屋訪問 : 手の平に“人”の字書いて飲んでもアカンよ!自分を信じていけ―!(熊元プロレス)
何か特別なことをしていたわけではなく、アルバイトをしながら日々を過ごす中で、お笑いへの思いが再燃。
決定的だったのが、大学時代の学園祭で見たお笑い芸人のステージ。
「自分もあの舞台に立ちたい」と心を揺さぶられ、本格的に芸人を志すようになります。
そして、吉本総合芸能学院(NSC)大阪校の門を叩きます。
熊元プロレスさんが在籍したのは35期で、同期には「ガンバレルーヤ」や「ゆりやんレトリィバァ」、「コウテイ」など、今や人気芸人がずらり。
ちなみに、ゆりやんとは一度コンビを組んだものの、ネタ合わせのスケジュールが一度も合わずに解散するというレアなエピソードも。
笑いと偶然に満ちた人生の流れが、熊元プロレスさんを舞台へと導いたのです。
紅しょうが結成から「THE W」優勝までの快進撃!
NSCを卒業した熊元プロレスさんに転機が訪れたのは2014年。
NSCの先輩である稲田美紀さんから声をかけられ、お笑いコンビ「紅しょうが」を結成することに。
実はこのマッチング、NSCの同期であるゆりやんレトリィバァの推薦によるものだとか。
先に芸歴があった稲田さんとのコンビ結成は、熊元プロレスさんにとって大きな一歩だったと言えるでしょう。
紅しょうがは、女性コンビとしては珍しく“どっしりした漫才”が持ち味。
熊元プロレスさんはボケ担当で、特に水原希子さんのモノマネは「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で大ウケし、一気に注目の的に。
その後も、「THE W」では2018年から2023年まで連続して決勝に進出。
ついに2023年には念願の優勝を果たしました。
その活躍を受けて、2023年春には活動拠点を大阪から東京へ。
現在はバラエティ番組をはじめ、メディア露出も急増中です。
そして話題の芸名「熊元プロレス」は、プロレス経験ゼロにも関わらず、“プロレスラーっぽいから”という理由で同期の芸人につけられたそう。
まったく筋トレもしていないとのことですが、このインパクトある名前が芸人としての強烈な個性にもつながっています。
まとめ
紅しょうが・熊元プロレスさんは、“モテたい”というピュアな思いからお笑いに目覚め、大学中退やフリーター生活など紆余曲折を経て芸人の道へ。
NSCでは個性豊かな仲間と切磋琢磨し、稲田美紀さんと「紅しょうが」を結成。
数々の賞レースを経て、ついに「THE W」で優勝を果たしました。
プロレス未経験なのに「熊元プロレス」というインパクト抜群の芸名も話題に。
これからますますの活躍が期待される注目の芸人です!