お笑い界を代表する司会者・有吉弘行さん(ありよし・ひろいき)。
『進め!電波少年』でのブレイクから一発屋のどん底を経験し、再びトップへと返り咲いた男です。
毒舌とユーモアを絶妙に操るバランス感覚で、テレビ界の“潤滑油”とも呼ばれる存在に。
2025年には3年連続で紅白歌合戦の総合司会を務めることが決定し、まさにキャリアの絶頂期。
さらに、妻・夏目三久さんとの穏やかな家庭や父としての新しい一面も話題です。
今回は、そんな有吉弘行さんの軌跡と現在を、笑いと人間味の両面から徹底ガイドします!
有吉弘行、紅白3年連続司会の快挙!広島出身コンビ・綾瀬はるかとの共演も話題
2025年12月31日放送の第76回NHK紅白歌合戦で、有吉弘行さんは3年連続・3回目の総合司会を務めます。
2023年には橋本環奈さん、浜辺美波さんと初タッグ、2024年には伊藤沙莉さんと共演。
そして今年は綾瀬はるかさん、今田美桜さんという華やかな顔ぶれと並びます。
NHK : 第76回紅白歌合戦 総合司会者
有吉弘行さん本人は「てっきり去年までだと思ってたから、年末旅行のホテル予約してた」と冗談交じりに語り、いつもの有吉節で会見を笑いに包みました。
お笑いナタリー : 有吉弘行「NHK紅白歌合戦」3年連続で司会に就任「てっきり去年までと思っていた」
広島出身の綾瀬はるかさんとのコンビも注目ポイントで、有吉弘行さんは「地元が一緒だと親近感がある」とコメント。
NHK関係者からも「落ち着きとユーモアのバランスが抜群」と高評価を得ています。
紅白本番では、緊張感漂う空気を一瞬で和ませる独特の間合いが魅力。
紅白前夜は恒例の『クイズ☆正解は一年後』に生出演しており、そこから紅白へ向かうというタフなスケジュールも健在。
2025年の紅白は、豪華キャストとともに“広島コンビ”の掛け合いも見逃せません。
3年連続という偉業の裏にある、努力と信頼の積み重ね。
毒舌を武器にしながらも、どんな現場でも空気を読んで“笑い”を作る男の真骨頂が、また見られそうです。
猿岩石からどん底、そして再ブレイクへ――“おしゃクソ事変”が人生を変えた瞬間
『第76回 紅白歌合戦』司会者決定❗️
— オリコンニュース (@oricon) October 14, 2025
綾瀬はるか&有吉弘行&今田美桜&鈴木奈穂子アナ
✍🏻4人のコメントhttps://t.co/fLguVdNztm
綾瀬は6年ぶり、有吉は3年連続の紅白司会に。2025年のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」#NHK紅白 ▷紅白 pic.twitter.com/RnPol3GSFY
有吉弘行さんのキャリアを語る上で欠かせないのが、1990年代の「猿岩石」時代とその後のどん底。
1996年、『進め!電波少年』のユーラシア大陸ヒッチハイク企画で一躍時の人に。
帰国時には3万人が集まるほどの大ブームを巻き起こしました。
ヒット曲「白い雲のように」も社会現象に。
スポニチアネックス : 有吉弘行が明かす「電波少年」ブレーク時の月収 仕事激減でも歩合制選んだ理由とは
ところがブームが去ると一転、仕事は激減。2004年の猿岩石解散後は“元人気者”というレッテルを貼られ、月収2000万円から0円へと転落しました。
「一日一食」「スーパーで値引き待ち」という節約生活のなかでも、彼はテレビを見続け、芸人の研究を止めなかったそうです。
文春オンライン : 給料が月2000万→0円に…猿岩石ブーム終了後、どん底を味わった有吉弘行50歳の人生を変えた“一言”とは
そんな中、2007年に『アメトーーク!』で披露した“あだ名芸”が転機に。
品川庄司の品川さんに「おしゃべりクソ野郎」と名付けたことで再び脚光を浴び、**“おしゃクソ事変”**として語り継がれる名場面に。
このブレイクをきっかけに、毒舌キャラとしての地位を確立。
2011年には年間499本の番組出演を果たし、日本一テレビに出た男となりました。
ORICON NEWS : 2011年「テレビ番組出演本数」1位は有吉弘行
彼の毒舌は決して他人を傷つけるものではなく、「行儀の悪さを正す」ためのツッコミ。
つまり、筋の通った正義感が笑いに変わっているのです。
どん底を知る男だからこそ、痛みも笑いに変えられる――それが有吉弘行さんという人間の底力です。
夏目三久との結婚、そして父に。50歳で見せる“穏やかな有吉”
2021年4月2日、有吉弘行さんは元アナウンサーの夏目三久さんと結婚。
2人の出会いは『怒り新党』での共演でした。
長年の信頼関係が恋に変わり、10年越しでゴールイン。
ORICON NEWS : 有吉弘行&夏目三久、結婚後初の夫婦2ショット共演「この度、結婚いたしました」 マツコ「感慨深いわよ」
さらに2024年3月には第1子が誕生し、1児の父としての新しい日々を送っています。
有吉弘行さんは「ピアスでもタトゥーでも、好きなように生きてほしい」と語り、父としての懐の深さを見せています。
結婚生活についても「めっちゃ楽しいけどな」と笑いながら語る姿に、視聴者からは「丸くなった」「優しい顔になった」との声が多数。
以前の“毒舌キャラ”とのギャップに、時の流れを感じる人も多いでしょう。
家庭を持っても、仕事のペースは衰え知らず。
『有吉ゼミ』『有吉の壁』『かりそめ天国』『夜会』など、全局でレギュラー番組を持つ超売れっ子。
それでも本人は「二番手、三番手がいい」と謙虚さを忘れません。
とはよく言いますが、有吉弘行さんの今こそその象徴。
「どん底を経験した人間は、幸せを噛み締める力がある」
GQ JAPAN : 真実を語る男──有吉弘行(芸人)
50歳を迎えた彼の表情には、**“静かな自信”と“人としての優しさ”**があふれています。
かつての破天荒な芸人が、今では誰もが安心して見られる“日本の顔”になったのです。
💡【まとめ】
有吉弘行さんは、笑い・誠実さ・そして人間味を武器に、テレビ界を生き抜いてきました。
猿岩石での大ブレイク、どん底、そして再ブレイク――すべての経験が今の落ち着いた有吉弘行さんを作り上げたのです。
紅白3年連続司会という快挙は、単なる人気の証ではなく、長年積み重ねた信頼の結果。
家庭では優しい父、現場では的確なツッコミ職人。
「おしゃべりクソ野郎」から「紅白の顔」へ――
有吉弘行さんの人生そのものが、“諦めなければ何度でも立ち上がれる”というメッセージになっています。
2025年 第76回NHK紅白歌合戦 総合司会


