お笑いトリオ・ネプチューンのボケ担当として知られる原田泰造さん。
しかし今、多くの視聴者が口をそろえて語るのは「原田泰造の芝居はなぜか泣ける」という不思議な魅力です。
『サ道』で見せた静かな共感力、『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』で描いた不器用な父親像、そして2026年公開の映画『ほどなく、お別れです』で挑む切ない役どころ。
派手な演技ではないのに、心の奥にじんわり残るのはなぜなのか。
この記事では、原田泰造さんが人の感情にそっと寄り添う俳優として評価される理由を、代表作とエピソードから丁寧にひも解いていきます。
🌈なぜ原田泰造の演技は「共感」を呼ぶのか?静かな芝居の正体
原田泰造さんの演技が泣ける理由を一言で表すなら、**「感情を説明しない芝居」**にあります。
多くの俳優が感情を言葉や表情で伝えようとする中、原田泰造さんはあえて“語らない”選択をします。
沈黙、間、視線、ため息。
そのわずかな動きの中に、役の人生や後悔、優しさが滲み出るのです。
その代表例が『サ道』のナカタアツロウ。
大きな事件が起きるわけでも、劇的な展開が続くわけでもありません。
むーたんそれでも視聴者が惹きつけられたのは、**「仕事に疲れ、人生に少し迷っている大人」**というリアルな存在感でした。



サウナに入って無言で汗を流す姿は、セリフ以上に多くを語っています。
原田泰造さん自身は、芸人と俳優を分けて考えていないと語っています。
コントもドラマも「人を演じる」という点では同じで、だからこそ作り込みすぎない自然さが生まれるのかもしれません。
作為を感じさせない演技は、視聴者が自分自身を重ねやすく、「これは自分の話かもしれない」と思わせる力を持っています。
また、感情を爆発させるシーンよりも、感情を押し殺す場面の方が印象に残るのも原田泰造さんの特徴です。
泣かないのに泣ける。
叫ばないのに苦しさが伝わる。
そのバランス感覚が、年齢を重ねた今だからこそ、より深みを増しているように感じられます。
😊『おっパン』で見せた価値観のアップデートと父親像のリアルさ
⭐ おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!SP ⭐
— DMM TVのおすすめドラマ 📺相互フォロー (@8_dmm_drama_01) January 5, 2026
【キャスト】原田泰造/中島颯太/城桧吏/大原梓/東啓介/富田靖子/徳重聡/雛形あきこ/中村悠一
DMMTVは月額550円でドラマが見放題🆗
🔻14日間無料で試したい方はこちら🔻https://t.co/lOmsLyZ13o
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』で原田泰造さんが演じたのは、昭和的価値観を引きずったまま生きてきた父親・利一。
最初は時代遅れで不器用、正直「めんどくさいお父さん」に見える人物です。
しかし物語が進むにつれ、その姿は少しずつ変化していきます。
この役が多くの視聴者の心を打ったのは、利一が完璧な人間ではなかったからです。
間違えるし、傷つけるし、戸惑う。
でも「わからないなりに、理解しようとする姿勢」を失わない。
その過程を、原田泰造さんは決して大げさに演じませんでした。
本人も当初は「自分はこの役をやれるほど成熟していない」と感じていたそうです。
それでも撮影を終えたあと、「やってよかった」と語った言葉からは、役と一緒に本人自身もアップデートされたことが伝わってきます。
昔より今の方が生きやすい、言葉に気をつけるようになった、という発言は、まさにこの作品と地続きの感覚です。
家庭でのエピソードが自然と役ににじみ出ているのも印象的です。
家では奥さんがボスで、自分は手下。
子どもたちは独立し、連絡は減ったけれど、ふとした瞬間に子どもの体調を思い出す。
そんなリアルな感情が、**「作られた父親像ではない説得力」**を生んでいます。
『おっパン』の原田泰造さんは、正しさを押し付ける父ではなく、迷いながらも変わろうとする大人の象徴。
その姿が、多くの世代の胸に刺さったのではないでしょうか。
🎥映画『ほどなく、お別れです』で見せる“泣かせる演技”の集大成
2026年公開の映画『ほどなく、お別れです』で、原田泰造さんは家族と離れて暮らす父親・長野正史を演じます。
連絡は取り合っているけれど、会ってはいけない。
その理由を胸に秘めたまま生きる人物です。
この設定だけでも、原田泰造さんの演技が最大限に生きる役だと感じさせます。
撮影を振り返り、「泣くシーンが多く、緊張感が続いていた」と語るほど、感情の振れ幅が大きい役柄。
しかしここでも彼は、感情を過剰に表現する方向には進みません。
泣く理由を語らず、涙が流れるまでの“時間”を大切にする演技が、観る側の感情を自然に引き出します。



これまで『ミッドナイト・バス』や医療ドラマで見せてきた、人生の重みを背負う男性像。



その積み重ねが、この作品でひとつの形になるようにも感じられます。
派手な主演作が続いたわけではなく、地道に役を重ねてきたからこそ、**「この人の涙には理由がある」**と観客が信じられるのです。
共演陣との関係性も、原田泰造さんの芝居を引き立てます。
相手の芝居を受け止め、間を譲り、感情を預ける。
その姿勢は、長年のバラエティ経験と俳優人生の両方があるからこそ生まれるものなのでしょう。
『ほどなく、お別れです』は、原田泰造さんの「泣かせる演技」が偶然ではなく、積み上げの結果であることを静かに証明してくれる作品になりそうです。
📌まとめ
原田泰造さんが泣かせる理由は、特別な演技論や派手なテクニックにあるわけではありません。
感情を説明しすぎないこと、弱さを隠さないこと、相手と一緒に呼吸すること。
『サ道』の静けさ、『おっパン』の変化、そして『ほどなく、お別れです』で描かれる切なさは、すべて一本の線でつながっています。
芸人としての人生、父としての実感、そして俳優として積み重ねてきた経験。
そのすべてが混ざり合い、今の原田泰造さんの芝居が生まれているのかもしれません。
これからまた、ふとしたシーンで胸が熱くなる瞬間が増えていきそうだなと、そんな期待を抱かせてくれる存在ですね。









