日曜劇場『リブート』への出演で、一気に注目度が高まっている俳優・藤田ハルさん。
ロンドン育ちの帰国子女、慶應義塾大学卒、そして舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で426公演という前代未聞の経験を積んできた経歴は、若手俳優の中でもひときわ異彩を放っています。
しかも彼は、順風満帆とは言い難い道を選び、留年・休学・両親の反対を乗り越えて俳優の世界に飛び込んだ人物でもあります。
この記事では、「藤田ハルとは何者なのか?」という疑問に答えるべく、学歴・経歴・代表作・人柄までを、できるだけわかりやすく、肩肘張らずに掘り下げていきます。
読み終えた頃には、きっと彼の名前が自然と記憶に残っているはずです。
⛪ロンドン育ちの帰国子女、藤田ハルの原点にある“二つの視点”
藤田ハルさんを語るうえで欠かせないのが、イギリス・ロンドンで過ごした幼少期です。
彼は幼稚園入園のタイミングで一度帰国するものの、その後ふたたび渡英し、約9年間をロンドンで過ごしています。
現地校に通い、英語と日本語が当たり前に飛び交う環境で育ったことは、俳優としての土台を形作る大きな要素になっています。
この経験が生んだのは、単なる「英語が話せる」というスキルではありません。
物事を一歩引いて見る感覚、文化や価値観の違いを受け入れる柔軟さ、そして「自分はどこに立っているのか」を常に意識する視点です。
むーたん演技において重要とされる「客観性」を、彼はかなり早い段階で身につけていたのかもしれません。
TBSラジオ : 話題の舞台で注目の俳優、藤田悠さん ロンドン時代の思い出、受験勉強は?
中学進学を機に日本へ帰国し、その後は中高一貫校へ進学。



高校時代はサッカーに打ち込み、ごく普通の学生生活を送っていたそうです。
ですが、この“普通”の時間があったからこそ、のちに演劇と出会ったときの衝撃がより大きかったとも考えられます。
帰国子女という肩書きは、ともすれば特別視されがちですが、藤田ハルさんの場合、それを武器として振りかざすことはありません。
自然体で、必要なときにだけ活かす。
その距離感こそが、彼の芝居に独特のリアリティを与えている理由なのかもしれません。
🏫慶應卒・留年・就活拒否…藤田ハルが俳優を選んだ理由
藤田ハルさんは、慶應義塾大学経済学部出身。
しかもセンター試験では英語満点、国語もほぼ満点という、文句なしの成績で合格しています。
ここだけ切り取れば、エリート街道まっしぐらです。
しかし大学生活の中心は、就職活動ではなく、**演劇サークル「創像工房in front of.」**でした。
授業よりも稽古、バイトよりも舞台。



周囲が将来を固めていく中で、彼だけが違う方向を見つめていたといいます。
大学4年時、就職活動を選ばず俳優の道へ進む決意をしたことで、両親からは猛反対を受けました。
海外で働く銀行員の父親にとって、俳優という職業はあまりにも不安定に映ったのでしょう。
それでも藤田ハルさんは、1年間かけて自分の覚悟を言葉で伝え続けたそうです。
結果、彼は休学と留年を選択。
周囲から見れば遠回りでも、本人にとっては必要な時間でした。



「俺は芝居をやりたいんだ」という気持ちを、自分自身に何度も問い直す期間だったのです。
この経験があるからこそ、彼の演技には逃げがありません。
選んだ道の重さを知っているから、舞台や映像に立つ姿がどこか真剣で、嘘がない。
それは学歴や肩書きでは決して得られない、俳優としての芯の強さなのだと感じさせてくれます。
🎥『ハリー・ポッター』426公演が育てた俳優・藤田ハルの現在地
2022年、藤田ハルさんは舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でプロ俳優としてデビューします。
約2000人が参加した一般公募オーディションを勝ち抜き、**アルバス・セブルス・ポッター役(準主役)**に抜擢されました。
この作品で彼が経験したのは、426公演というロングラン。
同じ役を、同じ台本で、何百回も演じ続けるというのは、想像以上に過酷です。



本人も「100回を超えたあたりで壁にぶつかった」と語っています。



それでも彼は、回数を重ねるごとに「1回1回を新しいものとして切り替える感覚」を掴んでいきました。
惰性ではなく、毎回フラットに役と向き合う。
この積み重ねが、俳優としての基礎体力を徹底的に鍛えたのは間違いありません。
2026年には日曜劇場『リブート』に出演。
警視庁警務部の真面目な部下・寄居俊役として、物語の裏側を静かに支える存在を演じています。
派手さはなくとも、物語に必要な“信頼できる人物像”を自然に成立させる力は、舞台で培われたものなのでしょう。
舞台・ドラマ・CMと、少しずつフィールドを広げながらも、彼は決して急ぎすぎません。
その歩みの丁寧さこそが、藤田ハルさんの最大の魅力なのかもしれません。
🌈まとめ
藤田ハルさんは、ロンドン育ちの帰国子女であり、慶應卒という華やかな経歴を持ちながら、決してそれに甘えない俳優です。
留年や休学、両親との衝突、長い下積みを経て、それでも舞台に立ち続けてきました。
426公演の重みを知る俳優だからこそ、彼の芝居には静かな説得力があります。
これから映画や海外作品へと挑戦していく未来も、きっと現実になっていくのでしょう。
気づけば「あの人、いいよね」と名前が挙がる存在に、自然となっていく気がします。
今のうちに、その歩みをそっと見守っておきたくなりますね。









