映画やドラマを観ていて、「この俳優、なんだか気になる…」と感じたことはありませんか?
林裕太(はやし ゆうた)さんは、まさにそんな存在として注目を集めている若手俳優です。
派手な自己主張をするタイプではないのに、画面に映るだけで空気が変わる。不思議と目が離せなくなる――そんな魅力を持っています。
2025年には映画『愚か者の身分』で釜山国際映画祭 最優秀俳優賞を受賞し、一気に名前が広まりました。
さらに共演した北村匠海さんが絶賛したことでも話題に。
明治大学文学部演劇学専攻出身という知的なバックグラウンドを持ちながら、飾らない人柄と誠実な演技で評価を積み重ねてきた林裕太さん。
この記事では、**「林裕太とは何者なのか?」**を軸に、経歴・人柄・評価される理由を、やさしく紐解いていきます。
🏫明治大学出身、陸上少年から俳優へ──林裕太の意外と地道な歩み
林裕太さんの歩みを知ると、まず驚かされるのが、その堅実で地に足のついたキャリアです。
2000年11月2日生まれ、東京都出身。
中学・高校は明治大学付属中野中学校・高等学校に通い、在学中は陸上部で長距離を専門としていました。
今も趣味としてランニングを続けているのは、この頃の経験が原点になっています。
俳優を志すきっかけは、小学6年生の学芸会。
むーたん大きなスポットライトを浴びたというより、「演じることそのものが面白かった」という感覚が、静かに心に残ったそうです。
そして高校3年生の進路選択のタイミングで、「一度は自分のやりたいことをやってみよう」と決意。
明治大学文学部演劇学専攻へ進学します。
大学時代は、いわゆる華やかな学生俳優というより、演劇を学問として真剣に学ぶ日々。
そこで出会ったのが、後に現在の事務所・鈍牛倶楽部を紹介してくれる櫻井健人氏でした。
この縁をきっかけに、鈍牛倶楽部のDダッシュ養成所11期へ。
2020年から本格的に俳優活動をスタートします。
CREA : 「ストイックに食事制限と筋トレをしていたけど…」林裕太が映画『愚か者の身分』で気づいた自分の“人間らしさ”
林裕太さんのキャリアで印象的なのは、急がず、焦らず、一歩ずつ進んできた点です。



オーディションに落ちることも、思うように結果が出ない時期も経験しながら、それでも演技と向き合い続けてきました。
派手な下積みエピソードではありませんが、日常を丁寧に積み重ねる姿勢が、現在の演技にしっかりと表れているように感じられます。
🎥映画『草の響き』から『愚か者の身分』へ──評価を一変させた転機
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俳優部門
林裕太
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林裕太さんにとって最初の大きな転機となったのが、2021年公開の映画『草の響き』です。
この作品が映画初出演となり、本人も「演技の本当の難しさと面白さを実感した」と語っています。
斎藤久志監督は「芝居をするな」という独特の演出方針で知られており林裕太さんは撮影直前まで実際に走り込み、息が上がった状態でカメラの前に立ったそうです。
この経験によって、“演じる”よりも“存在する”という感覚を掴んだことが、彼の俳優人生を大きく変えました。
鈍牛倶楽部 : 鈍牛倶楽部若手俳優インタビュー企画第一弾“林裕太”
そして決定的だったのが、2025年公開の映画『愚か者の身分』。
柿崎マモル役として出演し、北村匠海さん、綾野剛さんとともに釜山国際映画祭 最優秀俳優賞を受賞。
さらにヨコハマ映画祭、新人賞など、数々の映画賞を総なめにします。
映画.com : 「愚か者の身分」北村匠海&林裕太&綾野剛、3人で第30回釜山国際映画祭の最優秀俳優賞を受賞! 【喜びのコメント&スピーチ】
オーディションでは、パンを食べる芝居で唯一、本当にパンを食べたというエピソードも有名です。
「お腹が空いていたから」という理由は、計算ではなく素直さそのもの。
この無垢さと自然体こそが、マモルという役に完璧に重なったのでしょう。
撮影中の印象的なエピソードとして、北村匠海さん演じるタクヤの肩に触れた瞬間、手の温かさに自然と涙が出たという話もあります。
作ろうとしなくても感情が溢れてしまう、その瞬間をカメラが逃さなかったことが、観る側の心を強く打ちました。
林裕太さんの評価が一気に高まったのは、こうした作為のなさと誠実さがスクリーンに刻まれたからなのかもしれません。
👪北村匠海が絶賛する理由──林裕太の人柄と俳優としての哲学
#愚か者の身分
— TS.M (@EIGADAISUKI1009) December 24, 2025
「こんどまた仕事じゃなく飲みたいっす」と言ってくれていた #林裕太 くんと私の馴染みのお店に。
絶品のお肉でお祝いしました!
釜山最優秀&国内の新人賞おめでとう㊗️
林くんを業界が知り、色んな役を獲得し挑戦して欲しい。
10年後の俳優林裕太が楽しみです。 pic.twitter.com/nQU1J2KEsj
『愚か者の身分』で共演した北村匠海さんは、林裕太さんについて「爆発力がすごい」「今の僕より映画を夢中で観ている」と語っています。
この言葉から伝わるのは、単なる後輩への社交辞令ではなく、同じ表現者としてのリスペクトです。
林裕太さん自身も、北村匠海さんのことを「広い視野で次の世代まで見ている人」と語り、互いに刺激を受け合う関係性が築かれている様子が伝わってきます。
林裕太さんの俳優としての哲学は、とても静かで誠実です。
「他者を完全に理解することはできない。でも理解しようとし続けたい」



この言葉に象徴されるように、彼は役を通して誰かの人生に近づこうとします。
また、「重要なのは自分がどうしたいかではなく、監督や観客にとって最良かどうか」という姿勢も一貫しています。
さらに印象的なのが、「誰かのために生きること」という価値観です。



大きな夢がなくても、誰かの役に立てたと思えたら、それだけで生きる意味になる――この考え方は、現代を生きる多くの人の心にそっと寄り添ってくれます。
目指す俳優像は、「ただそこに存在するだけで役を表現できる人」。
そして、「『林裕太くんでよかったね』と言われる役者になりたい」。
派手な野心よりも、信頼される存在でありたいという想いが、彼の魅力の核になっているようです。
🌈まとめ
林裕太さんとは、派手さよりも誠実さで評価を積み重ねてきた俳優です。
明治大学で演劇を学び、地道にキャリアを重ね、映画『愚か者の身分』で一気に評価を高めました。
北村匠海さんが絶賛するのも、演技力だけでなく、人としての純度の高さに惹かれたからなのかもしれません。
2026年には水曜ドラマや朝ドラ出演も控え、さらに多くの人の目に触れる存在になっていきそうです。
静かだけれど確かな存在感を放つ林裕太さんが、これからどんな役で私たちの心に寄り添ってくれるのか。
その歩みを、少し先から見守っていきたくなる俳優なのではないでしょうか。









