12月21日は、一年の中でも歴史・文化・記念日がギュッと凝縮された特別な日。
日本では冬至を迎え、柚子湯やかぼちゃといった季節の風習が楽しめるほか、「バスケットボールの日」「クロスワードの日」「遠距離恋愛の日」などユニークな記念日も並びます。
また、昭和南海地震やソ連崩壊など世界的な出来事も重なり、まさに“盛りだくさんの日”。
今日はその魅力をわかりやすくカジュアルにまとめてご紹介します!
12月21日の主な記念日|冬至から“遠距離恋愛の日”まで多彩!
12月21日と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「冬至」。
北半球では一年で最も昼が短く、夜が長くなる日です。
日本では古くから**“太陽がよみがえる日”**として大切にされ、柚子湯に入ったり、かぼちゃを食べて無病息災を祈る風習があります。
むーたん「冬の訪れを感じる、日本らしい季節行事が好き」という方も多いはず。
さらに、この日は文化的でユニークな記念日もいっぱい。
たとえば「バスケットボールの日」。
1891年12月21日に、ジェームズ・ネイスミスによって世界初のバスケットボール試合が行われたことが由来です。



冬でも室内で楽しめるスポーツとして考案されたバスケが、今や世界中で愛される競技になったと思うと感慨深いですよね。
そして恋人たちにとってちょっと特別なのが「遠距離恋愛の日」。
数字の1221=離れている1と1、寄り添う2と2に見立てたロマンチックな由来も魅力。
クリスマス前の“会いに行きたい気持ち”を後押ししてくれる日でもあります。
ほかにも「クロスワードの日」「回文の日」など、“言葉の遊び”に関する記念日も並び、12月21日は文化的な香りにあふれる一日と言えます。
歴史を動かした12月21日|地震・探検・ソ連崩壊まで
記念日が多いだけでなく、12月21日は歴史的にも大きな出来事が多数起きた日です。
とくに日本にとって忘れてはいけないのが、1946年の「昭和南海地震」。
マグニチュード8.0の巨大地震と津波が高知県を中心に甚大な被害をもたらし、死者・行方不明者は1,443人にのぼりました。



戦後日本を揺るがした“四大地震”の一つとして記録されています。
また、1872年にはイギリスの帆船「チャレンジャー号」が世界探検へ向けて出港。
約13万キロにおよぶ航海で海洋学の基礎を築く成果を上げ、近代科学の礎となりました。
国際社会に目を向けると、1988年にはロッカビー事件、1995年にはオウム真理教の解散決定など、国際問題や社会的事件の節目となる日でもあります。
そして1991年12月21日、旧ソ連諸国が「アルマ・アタ宣言」を採択し、ソビエト連邦が事実上崩壊。



冷戦時代の幕が下りた象徴的な日として世界史に刻まれています。
2023年には日本の投手・山本由伸選手がドジャースと12年契約を結んだのもこの日。
歴史、政治、災害、スポーツまで、12月21日は本当に幅広いトピックが並ぶ日なのです。
12月21日生まれの有名人|文学・音楽・スポーツまで多彩!
12月21日生まれの著名人もジャンル豊富。
まず文学界の巨人・松本清張が挙げられます。
1909年生まれの清張は、社会派推理小説の第一人者として『点と線』『砂の器』など数々の名作を生み、日本の文学・ドラマ文化にも大きな影響を与えました。
芸能界では、俳優の神田正輝、個性派タレントで画家としても活躍する片岡鶴太郎、さらに映画・ドラマで存在感を放ち続ける本木雅弘など、多彩な顔ぶれが誕生日を迎える日です。
音楽分野では、ロックバンド・スピッツのボーカル草野マサムネの誕生日でもあり、ファンにとっては“特別な日”でもあります。
スポーツ界では、名捕手として知られた谷繁元信が12月21日生まれ。
海外に目を向ければ、カンタベリー大司教トマス・ベケットやイタリア絵画の革新者マサッチオ、さらには戦国武将・黒田長政など歴史的人物もこの日に生まれています。
また、この日はアメリカ文学を代表する作家、F・スコット・フィッツジェラルドの命日でもあり、文学好きには忘れられない日と言えるでしょう。
こうして並べてみると、12月21日は“文化と芸術に縁の深い日”であることがよく分かります。
◆まとめ
12月21日は、冬至の風習・文化の記念日・大きな歴史の転換点など、多くの出来事が重なる濃密な一日です。
日本の季節文化からスポーツの誕生、国際社会の大事件まで幅広い話題がそろい、「今日は何の日?」を調べるのが楽しくなる日でもあります。
ぜひこの記事をきっかけに、身のまわりの“季節”や“歴史”に少しだけ目を向けてみる日にしてみてください。









