ヤーレンズが今年もやってくれました。
2025年12月4日、見事に準決勝を突破し 3年連続の決勝進出。
ここまで毎年のように本気で笑いを磨き続けてきた2人が、いよいよ“優勝候補の本命”として名を連ねる状況になりました。
令和ロマンとの切磋琢磨、ファンを巻き込むライブ、サザンへの愛…派手さより積み重ねを大切にしてきたコンビだからこそ、今年の決勝は特別な意味を持ちます。
この記事では、彼らの歩み・結成秘話・最新ニュースを一気に整理してご紹介します。
◆ヤーレンズがM-1決勝に戻ってくるまで|3年連続決勝進出の裏側と強さ
ヤーレンズの勢いは、まるで長く寝かせた味噌のようにじわっと深まり、気づけば「3年連続決勝」という立派な看板になりました。
2023年に初めて決勝へ進み、いきなり準優勝。
令和ロマンに1票差まで迫ったあの勝負は、芸人仲間からも「本当に強い」「完成度が高すぎる」と言われるほど。
あの1日で一気に名前が全国に広がりました。
しかし、翌2024年は悔しい5位。1stラウンド825点で敗退し、「あれだけの実力があるのになぜ?」とファンをヤキモキさせました。
けれど、この“落ちた年”の悔しさこそ、今年のヤーレンズをさらに強くしています。
漫才に甘えず、ライブ本数を増やし、令和ロマンとのツーマン「ヤレロマ」も毎月実施。
むーたんまるで職人が何十回、何百回と同じ手を繰り返して鍛えていくような、愚直な努力が積み重なっています。



さらに頼もしいのが、2人が賞レースに対してブレない姿勢を持ち続けていること。
楢原真樹さんが決勝者会見で放った「そろそろ優勝したい」は、強がりでも虚勢でもありません。



3年間戦い続けた者の口から出てくる“自然な本音”。



この重みをファンはちゃんと感じ取っています。
地道な修行のような1年を過ごしたヤーレンズが、2025年の決勝でどんな爆発を見せるのか。
静かな炎を心に抱えて挑む今年の2人は、過去のどの年よりたくましい存在です。
◆サザンがつないだ縁|ヤーレンズ結成秘話とキャリアのターニングポイント
🎉ヤーレンズ決勝進出🎉
— しまだりょうたろう (@stagekdash) December 4, 2025
M-1グランプリ2025決勝進出しました‼️
決勝は12/21です‼️#ヤーレンズ pic.twitter.com/SQoRIcjrgf
ヤーレンズの始まりは、芸人らしからぬ“音楽談義”でした。
2人を最初に結びつけたのはサザンオールスターズ。
NSC大阪校で、楢原真樹さん(28期)と出井隼之介さん(29期)は先輩後輩の関係。
「サザン縛りカラオケ」を通じて意気投合し、別コンビを解散後に2人で組む流れは、ごく自然な出会いの延長でした。



最初のコンビ名は「ヒートアップ」。



その後「パープーズ」へ改名し、曲『我らパープー仲間』を由来に。
最終的に2014年に「ヤーレンズ」と名付けたのも、サザンの楽曲『YARLEN SHUFFLE』が理由。
ここまでくると、ほぼサザンの血でできているコンビと言っても過言ではありません。
さらに面白い“ターニングポイント”が、2014年の東京進出。



きっかけは「トム・ブラウンの漫才を観て、同じ事務所に入りたいと思った」という純粋すぎる理由。



結果としてケイダッシュステージへ移籍し、そこから2人の漫才スタイルは一気に磨かれました。
NSC時代の楢原真樹さんはCクラススタート。
本人は「挫折というほどのものもなかった」と語るものの、地に足のついた視点が現在の“ブレないボケ”につながっています。
出井隼之介さんはコーヒー・美容・サザンが好きという一見柔らかな男ですが、漫才への姿勢は驚くほど冷静で鋭い。
性質の違う2人が噛み合うことで、独特の“整理されているのに乱れる漫才”が生まれています。
その結果が、THE MANZAI認定(2012)、東京進出(2014)、初決勝準優勝(2023)という節目をつくり、今年の決勝へとつながっています。
サザンへの愛を起点に積み重ねてきたキャリアは、今まさに最高潮です。
◆2025年版・ヤーレンズの“いま”|結婚・地元・番組・エピソードまで最新ニュース総まとめ
ここからは、2025年のヤーレンズを語るうえで欠かせない“最新ニュース”を一気に整理します。
まず大きな話題は、出井隼之介さんの結婚。
2024年5月に一般女性と婚姻届を提出し、CanCamの連載では熱っぽく結婚の決め手を語りました。
仙台のネタバトル番組で「米一俵・ビール10ケース・牛タン10人前」を獲得し、それを全力で喜ぶパートナーを見て「この人と生きたい」と感じたという、なんとも人間味のあるエピソード。
さらにプロポーズ場所が“幼少期に家族で泊まった横浜のホテル”。



家庭を大事にする出井隼之介さんらしい選択で、思わず胸が熱くなります。
CanCam.jp : 【連載vol.6】祝結婚!ヤーレンズ出井隼之介が家庭観と奥様の素顔を語る♡
一方の楢原真樹さんは2025年現在も独身。
けれど大きなニュースは別にあります。
2025年10月17日、故郷・大阪府池田市の観光大使に就任。
地元への思いが強い彼が公式に認められた瞬間で、本人も「今年こそM-1優勝したい」と意気込みを語りました。



少年時代に通った五月山児童文化センターのプラネタリウムを紹介する姿は、なんとも素朴で、応援したくなる男そのものです。
番組出演でも勢いは増すばかり。
ニッポン放送のANN0、TBSラジオの『#ふらっと』、GERA『ラジオの虎』など、ヤーレンズは“ラジオ界で最も勢いがあるコンビ”と言っても過言ではありません。
やかましいだけじゃなく、言葉を大事にしながら笑いを作る2人の素顔がここで見えてきます。
桑田佳祐さんがライブでヤーレンズに触れたエピソード、苦労話を求められることへの反発など、飾らずストレートな言葉も彼らの魅力。
今年の決勝を前に、2人は過去にないほど「素のヤーレンズ」で走っています。
◆まとめ
ヤーレンズは、一発の花火ではなく、積み重ねで勝負してきたコンビです。
サザンがつないだ縁、東京進出の直感、令和ロマンとの切磋琢磨、悔しさ、喜び、そして地元や家族への思い。
その全部が、2025年の決勝へつながっています。
- 3年連続決勝進出の安定感
- サザンが生んだ2人の絆
- まっすぐな努力と成長
今年こそ、2人が悲願をつかむ瞬間を見届けられるかもしれません。
ヤーレンズの本気を、21日の決勝でしっかり味わいましょう。
M-1グランプリ2025 決勝進出コンビ!

























