「ビタミンボイス」で知られる演歌歌手 三山ひろしさんが、ついに第76回 NHK紅白歌合戦への 11年連続11回目の出場を果たしました。
小学生時代から演歌を口ずさみ、新聞配達で家計を支えた少年が、25歳で上京し、28歳でデビューしてたちまちゴールドディスクを獲得。
そこから“演歌界の希望”と呼ばれる存在へと成長しました。
ここでは、三山ひろしさんを支えた 努力・家族愛・感謝 の3つのキーワードにフォーカスして、彼の成功の軌跡をカジュアルに、そして読みやすく紐解いていきます。
貧しい少年時代から“夢を諦めない”強さへ
三山ひろしさんは、演歌界でも珍しいほど“生活の中で磨かれた歌声”を持つ歌手です。
その背景には、幼少期からの苦労と努力がありました。
高知県南国市に生まれ、小学生のとき両親が離婚。
祖父母・母・弟の5人暮らしとなり、母は女手ひとつで家計を支えていました。
そんな家庭環境の中、三山ひろしさんは中学1年生で新聞配達を始めます。
「家を助けるために働く」という思いは、単なるアルバイトではなく、彼の責任感と“生き抜く力”を育てる大事な経験となりました。
むーたんしかし、その厳しい日々が悲観的な思い出として語られないのが三山ひろしさんの魅力。



むしろ、祖母が好きだった演歌を家で聴きながら口ずさむ時間が、“生活の中にある幸せ”だったと本人も語っています。
祖母の影響で通い始めた詩吟教室ではその才能が開花し、数々の賞を受賞。
高校を卒業するとガソリンスタンドで働きながら歌の夢を追い続けました。
そして大きな決断が「25歳で上京」。



高知を出るときに自分へ誓った言葉が「売れるまで絶対に帰らない」。



迷いや不安に勝つため、自ら退路を断つ覚悟でした。
テレ朝POST : 演歌歌手・三山ひろし、家計を助けた中学時代。そして25歳での覚悟の状況物語
そうして28歳でデビュー曲『人恋酒場』を発売すると瞬く間に注目を集め、翌年には異例のゴールドディスク認定。
日刊スポーツ : 三山ひろし、デビュー曲がゴールドD認定
地道な努力を続けた地方出身の一青年が、ステージの光を掴む物語は、まさに 「努力は報われる」を体現したリアルな成功ストーリー なのです。
家族と師匠との絆が生んだ“支えられる力”
カツオ人間と仲良しの三山ひろしくんの11年連続NHK紅白歌合戦の出場が決まったで!パチパチパチ!これもカツオ人間が応援しちゃったおかげやき。そろそろけん玉ギネス記録の一番バッターに指名してくれてもえいがやない?超高難度の技を決めてカメラ目線からの除夜の鐘聞かせちゃるで。ひゃっひゃっ! pic.twitter.com/hFeRI7LiZh
— カツオ人間 (@katsuo__2011) November 15, 2025
三山ひろしさんが演歌界で確固たるポジションを築けたのは、才能だけでなく “支えてくれる人を大切にする姿勢” があったからです。
その出会いの象徴が、演歌歌手・松前ひろ子さん夫婦。
上京のきっかけもレッスン環境も、松前家とのご縁によって開かれました。



松前ひろ子さんが経営するライブレストランで働きながら舞台経験を積み、人前で歌うこと、プロとして見られることの厳しさを体で学びました。



技術を磨く一方で、人としての姿勢や礼節もこの頃に叩き込まれたといいます。
そんな日々の中で出会ったのが、のちに妻となる洋子さんです。
日刊スポーツ : 紅白初出場の三山ひろし結婚していた 既に子供2人
義父で松前ひろ子さんの夫である作曲家・中村典正氏は三山ひろしさんの代表曲を多数手がけ、「家族で支える新人歌手」という珍しい体制が整っていきました。
中村典正氏は「努力する歌手は裏切らない」と語っていたそうで、三山ひろしさんはその期待に応えるようにレッスン・舞台・修業の日々を積み重ねました。
しかし2019年、中村典正氏が83歳で逝去。



三山ひろしさんは喪失感に包まれながらも、その名前を胸に刻むため自らの作詞用ペンネームを「中村心一」と改名します。



これは 「恩を忘れない」「亡き師を受け継ぐ」 という覚悟の表れでした。
また、三山ひろしさんは家族愛にも強く支えられています。
結婚・子ども・親戚関係など、華やかさが注目されがちですが、根っこにあるのは “家族を守るために頑張り続ける誠実さ”。
紅白が決まったときも「家族に知らせるまでは落ち着かない」というコメントを出すほど。
華やかな演歌界で、こうした人間味がより強くファンを惹きつけているのでしょう。
けん玉・和太鼓・パフォーマンス…“多彩な魅力”で演歌界を盛り上げる
三山ひろしさんは、歌唱技術だけで語り尽くせない演歌歌手です。
最大の特徴は、ステージパフォーマンスの幅の広さ。
特に“けん玉”は三山ひろしさんを全国区に押し上げた象徴的要素で、日本けん玉協会認定「2級指導員」「4段」「けん玉大使」を持つ本格派です。
紅白歌合戦ではギネス世界記録への挑戦を恒例化し、数十~百人以上のけん玉パフォーマーが登場する「紅白名物企画」に成長。
年末の風物詩と言っても過言ではありません。



2022年には純金製(約1.7kg相当)のけん玉で挑戦した年もあり、話題性とチャレンジ精神は群を抜きます。
しかし多才なのはけん玉だけではありません。
ドラム・ギター・和太鼓・トランペットまで演奏でき、「バンド演奏で歌う演歌歌手」という独自スタイルを確立。
『嵐を呼ぶ男』を自ら叩きながら歌うライブでは、会場が総立ちになるほどの盛り上がりを見せました。



若者層から「演歌って面白い!」と興味を持たれるきっかけにもなり、演歌界の裾野を広げる役割を果たしています。
そして“ビタミンボイス”と呼ばれる明朗な声質も忘れてはいけません。
高音には爽快感、低音には安心感があり、「聞く人の気持ちを明るくする声」と評される独自の魅力。
演歌は「哀愁」「別れ」のイメージが強いジャンルですが、三山ひろしさんは“前向き・再起・応援”を感じさせる表現を武器に、独自のカラーで時代に適応しています。
伝統を守りながら、舞台演出や表現手法をアップデートし続ける—その姿勢が、まさに 「演歌界の希望」として愛される理由 なのです。
うたびと : デビュー15周年を経て、三山ひろしが新曲『恋…情念』をリリース 「これまでの歌とは違う、まったく新しい世界観の曲です」
まとめ
三山ひろしさんの成功の背景には、「下積みの努力」、「家族・師匠との絆」、そして 「感謝を形にする多彩なパフォーマンス」 が確かに息づいています。
出身地・高知での新聞配達という少年時代から、上京・デビュー・紅白11年連続という偉業に至るまで、その歩みには “諦めない心” と “人を大切にする姿勢” が貫かれています。
演歌界の伝統を背負いながら、新たな風を吹き込む三山ひろしさんの姿は、まさに「演歌界の希望」と言って差し支えないでしょう。
これからのステージでも、ビタミンボイスとともに、彼ならではの物語がまた一つ増えていくに違いありません。
2025年第76回NHK紅白歌合戦 出場歌手
総合司会 : 有吉弘行 / 綾瀬はるか
/ 今田美桜 / 鈴木奈穂子アナウンサー
紅 組 50音順(カッコ内は出場回数)
- アイナ・ジ・エンド (初)
- あいみょん (7)
- ILLIT (2) 幾田りら (初)
- 石川さゆり (48) 岩崎宏美 (15)
- CANDY TUNE (初) 坂本冬美 (37)
- 髙橋真梨子 (7) ちゃんみな (初)
- 天童よしみ (30) 乃木坂46 (11)
- HANA (初) Perfume (17)
- ハンバート ハンバート (初)
- FRUITS ZIPPER (初)
- MISIA (10) 水森かおり (23)
- LiSA (4)









