2025年、昭和・平成・令和をまたいで歌い続けてきた岩崎宏美さんが、ついに 37年ぶりに紅白歌合戦へ復帰。
このニュースを聞いた瞬間、胸が熱くなった人も多いはずです。
デビュー50周年という節目の年に、あの歌声が大みそかの夜に戻ってくる。
それはただの“復帰”ではなく、半世紀を駆け抜けてきた人生そのものを祝福する舞台でもあります。
本記事では、名曲の誕生秘話、家族との歩み、そして壮絶な人生を乗り越えてきた1人の歌手の物語を、カジュアルに分かりやすく総まとめします。
◆デビュー50周年の現在地──名曲と栄光、そして“ロマンス”が生んだ伝説
1975年、16歳でデビューした岩崎宏美さん。
その声は初期から完成されており、デビュー2作目の 「ロマンス」 がオリコン1位を獲得したことで、一気に国民的スターへと駆け上がりました。
しかしこのヒットの裏には、作詞家・阿久悠さんと作曲家・筒美京平さんの“意見の衝突”というドラマがありました。
むーたん筒美京平さんは「16歳には色っぽすぎる」と懸念し、一方の阿久悠さんは「彼女が歌えば爽やかに聴こえる」と主張。
最終的に多数決で「ロマンス」がA面に選ばれ、これが大成功。
こうした“裏の戦い”まで含めて、岩崎宏美さんという歌手は幸運と実力の両方を背負ってデビューしたと言えます。
NEWSポストセブン : 岩崎宏美が振り返る阿久悠さんと筒美京平さん 『ロマンス』を巡る対立
その後も 「センチメンタル」、「思秋期」、「万華鏡」、「すみれ色の涙」など、昭和歌謡の歴史を語るうえで外せない名曲を次々と発表。



さらに1982年、代表曲として今も愛され続ける 「聖母たちのララバイ」 が130万枚を売り上げ、岩崎宏美さんの“決定的な象徴”になりました。
2025年はデビュー50周年。
全国ツアー、記念ボックスDVD、特別コンサートなど、彼女の軌跡が再び注目を浴びています。
50年歌い続け、なお現役ど真ん中。
この継続力こそ、彼女が“レジェンド”と呼ばれる理由です。
そしてその集大成に、今年の紅白がしっかり花を添える形となりました。
◆“聖母たちのララバイ”が生まれた奇跡──火サス、視聴者、そして涙のエジプト
||◤ MUSIC INTERVIEW ◢||#岩崎宏美
— ぴあ関西版WEB (@pia_kansai) November 19, 2025
“こんな歌、歌ったっけな?と思ったら、妹だった(笑)”
姉妹ならではのハーモニーがオーケストラと溶け合う記念のステージへ
岩崎宏美インタビュー
岩崎宏美・岩崎良美ファンタステックオーケストラコンサートまもなく開催✨https://t.co/VOGjR91ih7 pic.twitter.com/JeofUJG38V
岩崎宏美さんの代表曲といえば、やはり 「聖母たちのララバイ」。
この曲は誕生の瞬間から“奇跡”の連続でした。



1982年、火曜サスペンス劇場のエンディングに試験的に流されたところ、視聴者から問い合わせが殺到。



当初はレコード化の予定すらなかったにもかかわらず、急遽シングルとして発売され、130万枚の特大ヒットへ。
しかもこの曲は「なぜここまで響いたのか、当時は分からなかった」と本人が語るほど、自分でも手応えを掴めなかった楽曲。
まさに“歌が時代に選ばれた”と言える存在です。
その答えを、岩崎宏美さん本人が知るきっかけとなったのが 1986年、エジプトでのコンサート。



ピラミッドを背に歌ったこの舞台で、日本から単身赴任していたビジネスマンたちが、涙を流しながら「聖母たちのララバイ」を聴いていたという逸話があります。
故郷を離れて働く人々が、この歌に“帰る場所”を見ていた。
その瞬間、彼女はようやく気付いたと言います。



「ああ、この曲は人の心を支えるために生まれたんだ」と。
Smart FLASH : 名曲散歩/岩崎宏美『聖母たちのララバイ』歌の意味をエジプトで知る
さらに、当時の日本レコード大賞や日本歌謡大賞のグランプリを総なめ。
昭和歌謡史に確実に名を刻む名曲として定着しました。
今回の紅白復帰でも、多くのファンが 「聖母たちのララバイを聴きたい」 と期待しています。
名曲が持つ力は時間を超える──その象徴とも言える一曲です。
◆家族・結婚・病気…波乱の人生を乗り越えた“強さ”──そして再び光のステージへ
華やかな歌手人生の裏で、岩崎宏美さんは人知れず多くの試練を乗り越えてきました。
まずは家庭の問題。
1988年、長男・元気さん、次男・勇気さんを授かるも、1995年に離婚。



親権の問題、元夫の再婚、子供たちの養子縁組…母として胸が張り裂けるような経験をし、心療内科に通うほど追い詰められました。
しかし彼女は折れず、歌と向き合い続けました。
「17年経って子どもを取り戻せた」 と語るように、今は長男夫婦との交流や初孫の誕生など、親子関係はしっかり回復しています。
2009年にはミュージカル俳優・今拓哉さんと再婚。
7年の事実婚を経ての結婚でしたが、2023年に離婚。
ただ、互いに尊重し合った円満な形で人生の次のステージへ進んでいます。
さらに岩崎宏美さんは バセドー病と橋本病 を抱えながら活動を続けるというハードな状況も経験。
2001年頃に発症し、体調が激しく変動する中でも歌をやめなかった姿勢は、本当に胸を打つものがあります。



「痩せていく自分に違和感を覚えた」と語り、2015年に公表して以降、同じ病気に苦しむ人への励ましにもつながりました。
スポニチアネックス : 岩崎宏美 バセドー病と橋本病の併発を告白「すごく不安でした」
こうした人生の山と谷を越えて、2025年の紅白復帰がある。
だからこそ、このステージは彼女にとって “ご褒美のような時間” なのかもしれません。
スポニチアネックス : 岩崎宏美 37年ぶり紅白復帰で祝福の声続々「ありがとうございます」 この日は「NHKにて…」
痛みも喜びも全部抱えて立つ岩崎宏美さんの歌は、より深く、温かく響くはずです。
◆まとめ
岩崎宏美さんの 37年ぶり紅白復帰 は、ただのニュースではなく、半世紀を歌い抜いた1人の歌手の人生そのものを祝う出来事です。
デビュー50周年、名曲の誕生秘話、家族との別離と再会、病気との闘い──そのどれもが彼女の歌に“深み”を与えてきました。
大みそか、あの唯一無二の声が再び国民の前に響く瞬間、きっと多くの人が心を動かされるでしょう。
「聖母たちのララバイ」 と共に歩んだ50年。
その続きが、またここから始まります。
2025年第76回NHK紅白歌合戦 出場歌手
総合司会 : 有吉弘行 / 綾瀬はるか
/ 今田美桜 / 鈴木奈穂子アナウンサー
紅 組 50音順(カッコ内は出場回数)
- アイナ・ジ・エンド (初)
- あいみょん (7)
- ILLIT (2) 幾田りら (初)
- 石川さゆり (48) 岩崎宏美 (15)
- CANDY TUNE (初) 坂本冬美 (37)
- 髙橋真梨子 (7) ちゃんみな (初)
- 天童よしみ (30) 乃木坂46 (11)
- HANA (初) Perfume (17)
- ハンバート ハンバート (初)
- FRUITS ZIPPER (初)
- MISIA (10) 水森かおり (23)
- LiSA (4)









