お笑いコンビ・**ロングコートダディ(ロコディ)が、2025年も快進撃を続けています。
10月11日放送の『キングオブコント2025』(TBS系)**では、2年連続・4回目の決勝進出が決定!
昨年は惜しくも準優勝に終わりましたが、今年は「三たび頂点」を狙う年。
一方で、堂前透さんが「終わらせたい気持ちがより強まっている」と語り、“賞レース卒業”をほのめかす発言も話題に。
相方・兎さんとの想いのすれ違いと覚悟が、今年のキングオブコントをさらにドラマチックにしています。
「終わらせたい」と語る堂前透の本音と覚悟
キングオブコント2025を前に、堂前透さんはFANYマガジンのインタビューで**「正直、終わらせたい気持ちがより強まっている」と語りました。
この言葉には、一見すると“引退”のような響きがありますが、その裏には彼なりのプロとしての覚悟**が込められています。
堂前透さんはこれまで、ネタ作りのほとんどを担当。
緻密な構成力と独自の世界観で、コント界から“天才肌”と称されてきました。
日刊ゲンダイ : ロングコートダディは客の予想を裏切る「ワードセンス」が秀逸
しかし、その才能ゆえに常に結果を求められ、「面白い」を更新し続けるプレッシャーとも戦ってきたのです。
昨年(2024年)の準優勝で、「ロコディは完成された」と多くのファンが称賛。
だからこそ堂前透さんは、「もう一度決勝に立つことで、ひと区切りをつけたい」と考えているのかもしれません。
また、堂前透さんは**「意外と優勝です」とも発言。
この“淡々とした自信”が、彼の内面の静かな闘志を象徴しています。
努力や焦りを見せず、静かに笑いで証明する——それが堂前透さんのスタイル。
彼にとって今回のキングオブコントは、“卒業”ではなく、「笑いで自身の到達点を示す場」**なのかもしれません。
「終わらせたくない」兎の笑いへの情熱と愛
🐱*\ゲスト声優発表第3弾!/*🐈
— 『うごく!ねこむかしばなし』アニメ公式 (@neko_mukashi_PR) October 8, 2025
WEBアニメ『うごく!ねこむかしばなし』#ロングコートダディ さんがゲスト声優として出演決定🎉
▼出演を記念して、コメントをいただきました🐾https://t.co/29OwHazM4Z
何役で出演するかについては、
続報をお楽しみにお待ちください🐱#ねこむかしばなし pic.twitter.com/xSrF815Ft7
一方で相方の**兎さん(うさぎ)**は、堂前透さんとは正反対の心境を語っています。
「賞レースに出るのが楽しくて好きなので終わらせたくない。2位がベストです。」というコメントには、彼らしいユーモアと前向きさがにじみます。
兎さんは、ロコディの“エンジン”とも言える存在。
ネタ中の自由な動きと、堂前透さんの世界観を壊さない絶妙な“脱線”が、ロコディの唯一無二の笑いを作り出しています。
彼の持ち味は、「素直さとサービス精神」。
常に観客を意識し、笑わせることに純粋であり続ける姿が、多くのファンを惹きつけています。
堂前透さんが「終わり」を意識している中でも、兎さんは**「続けることで生まれる笑い」**を大切にしている。
この温度差こそ、ロングコートダディというコンビの魅力でもあります。
また、兎さんは「去年より成績を落としたくない」というリアルな目標も口にしています。
現実的でありながら、自分たちの立ち位置を冷静に把握するバランス感覚。
彼にとっての“優勝”とは、順位だけでなく、**「観客が笑ってくれる時間をどれだけ作れたか」**にあるのです。
この対照的な二人が見せる“成熟した関係性”が、ロコディの笑いをより深く、あたたかいものにしています。
二人の絆が導く“最後のステージ”への挑戦
ロングコートダディの二人は、2009年にNSC大阪校で出会い、2012年に一度解散を経験しています。
しかし、兎さんが雪の朝に堂前透さんへ電話をかけ「もっかいコンビ組んでくれへんか」と復縁を申し出た――その奇跡の再結成から、すべてが始まりました。
それ以来、二人は漫才・コントの両輪で数々の賞レースに挑み、 M-1グランプリ2021・2022連続決勝、キングオブコント4度の決勝進出と快進撃を続けてきました。
今回のキングオブコント2025は、そんなロコディにとって**“笑いの集大成”**とも言えるステージ。
堂前透さんの「静の覚悟」と兎さんの「動の情熱」が交差する瞬間に、彼らの15年の絆が光ります。
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さらに、今年は「卒業」や「継続」というテーマが自然に浮かび上がり、 ファンの間でも「これが最後の挑戦になるのでは?」と注目が集まっています。
とはいえ、二人の関係は固く、解散や不仲の気配は一切なし。
堂前透さんの“卒業”発言も、決して終わりではなく、 「笑いを次の形へ進化させたい」という前向きなメッセージとして受け取ることができます。
キングオブコント2025の舞台で、ロコディがどんな物語を見せてくれるのか—— それはきっと、笑いと友情の“最終章”であり、新たな始まりになるでしょう。
まとめ
**ロングコートダディの“卒業宣言”**は、決してネガティブな意味ではありません。
堂前透さんは“一区切り”の覚悟を、兎さんは“続ける情熱”を、それぞれの形で語っています。
異なる方向を向いているようで、実は同じゴールを見据える二人。
それは「笑いを信じる姿勢」という共通の哲学です。
キングオブコント2025の決勝ステージで、ロコディがどんな笑いを届けるのか—— その瞬間こそ、彼らが築いてきた15年の“物語の証明”になるはずです。
キングオブコント2025 決勝進出!








