2025年9月、東京世界陸上がついに国立競技場で開催されます。
その中でも最も注目を集めるのが、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手。
高校時代から「ボルトの記録を破った男」として世界に衝撃を与え、今や日本短距離界の大黒柱です。
彼の走りは単なる競技を超え、復活や挑戦の物語そのもの。
今回は、記録・家族との絆・そして情熱大陸出演など最新トピックを交えて、サニブラウン選手がなぜ東京世界陸上2025で大注目されるのかを徹底的にご紹介します!
サニブラウンの輝かしい記録と経歴
サニブラウン・アブデル・ハキーム選手は、1999年3月6日生まれの26歳。
190cmの長身スプリンターとして日本短距離界をけん引してきました。
世界的に注目を集めたのは2015年の世界ユース選手権。
わずか16歳で出場し、100mで10秒28、200mで20秒34をマークし大会新記録で優勝。
しかも200mでは、ウサイン・ボルト選手の持つ大会記録20秒40を塗り替える偉業を達成しました。
この衝撃的なデビューが、「ボルトの記録を破った男」として世界の陸上ファンに強烈な印象を残しました。
オリンピック競技大会 : サニブラウン・ハキーム:中学時代に10秒台を記録。「ボルトの記録を破った男」として一躍脚光を浴びる
その後も彼の挑戦は続きます。
2019年には100mで9秒97の日本記録(当時)を樹立。
2022年オレゴン世界選手権では日本人として初めて100m決勝に進み、堂々の7位入賞を果たしました。
そして2024年パリオリンピックでは、準決勝で自己ベストに並ぶ9秒96を記録し、日本歴代2位にランクイン。
これは「世界のトップと肩を並べる数字」であり、彼が世界クラスのスプリンターであることを証明しました。
2025年の東京世界陸上では、100mと4×100mリレーに出場予定。
代表には桐生祥秀選手や守永真彩人選手も名を連ね、日本史上初の100mメダル獲得へ挑みます。
Sportsnavi : 【記録と数字で楽しむ東京2025世界陸上】男子100m:桐生・守・サニブラウンがファイナル進出を目指す
彼の走りは単なる記録更新ではなく、日本陸上界の夢を背負った挑戦そのもの。
サニブラウンの経歴は、挑戦と進化を積み重ねた証であり、2025年の舞台でその集大成が見られるかもしれません。
支えとなった家族とエピソード
サニブラウン選手・橋岡選手ようこそ宮崎へ✨
— 【公式】宮崎市観光協会 (@miyazaki_cityTA) September 1, 2025
宮崎牛と宮崎のうなぎを食べて、トレーニング頑張ってください🔥 pic.twitter.com/ycMMcuxhjg
サニブラウン選手の成功の裏には、常に家族の存在があります。
母・明子さんは元スプリンターで、息子の運動神経を見抜き「団体競技よりも個人競技の方が向いている」と小学生の頃に陸上を勧めました。
これが、彼の未来を決定づけた大きな分岐点。
母の直感と愛情が、日本最速スプリンター誕生のきっかけとなったのです。
しかし、順調に見える彼の道には大きな壁も立ちはだかりました。
2021年頃、腰のヘルニアを発症。
本人は「腰からくるぶしまで痺れと痛みが走った」と語り、日常生活すら困難になるほどの症状に悩まされました。
Getsuriku : サニブラウン単独インタビュー「チャレンジすることが大切」プロという環境で学んだメンタリティー
この時期は選手生命の危機とも言える状況でしたが、リハビリと家族の支えにより徐々に回復。
2024年には再び自己ベストを更新するまでに復活しました。
**「苦しみを乗り越えた経験が自信につながった」**と本人も語っています。
また、彼は競技以外でも積極的に社会へ関わっています。
所属先の東レとともに「DAWN GAMES」という短距離大会を主催し、小中高生に夢を届けています。
**「競技を通じて次世代に勇気を与えたい」**という姿勢は、母から受けた影響が色濃く反映されています。
家族の絆は彼を支えただけでなく、彼自身が新しい世代を支える存在へと成長させました。
サニブラウンの人間性を語る上で、家族との物語は欠かせないエピソードです。
情熱大陸出演と2025世界陸上への期待
2025年9月7日、TBS系「情熱大陸」にサニブラウン選手が登場します。
特集テーマは「けがを乗り越え、世界の頂へ!」。
彼が経験してきた挫折、苦悩、そして復活までの道のりを丁寧に追いかける内容で、競技の枠を超えた人間的な魅力に迫ります。
これまで記録で注目されてきたサニブラウンですが、情熱大陸を通じて「挑戦する姿勢」や「生き様」がさらに多くの人に届くことでしょう。
そして迎えるのが、2025年9月13日から開幕する東京世界陸上です。
彼が挑むのは100mと4×100mリレー。
100mでは桐生祥秀選手や守永真彩人選手とともに代表3枠に選ばれ、日本史上初のメダル獲得を狙います。
自己ベストの9秒96は、決勝進出はもちろん、メダル争いに十分絡める数字。
さらにホームの大声援を受ける東京の舞台は、彼にとって最高の環境です。
リレーでも彼は大きな役割を担います。
2019年ドーハ大会では日本チームが銅メダルを獲得しており、その再現以上の結果を期待する声が高まっています。
特にアンカーとしての存在感は抜群で、サニブラウンのスピードと安定感がチーム全体を引き上げるでしょう。
個人と団体、両方で勝負する姿はまさに「日本短距離界の希望そのもの」。
情熱大陸で語られる彼の素顔と、世界陸上での躍動。
この2つが重なることで、サニブラウンは2025年を象徴するアスリートになるに違いありません。
まとめ
サニブラウン・アブデル・ハキーム選手は、圧倒的な記録、家族との絆、そして挑戦を続ける姿勢で日本中を魅了しています。
情熱大陸出演によって彼の人間的な魅力も広く伝わり、さらに注目度は上昇。
2025年東京世界陸上では、日本史上初の100mメダル獲得という大きな夢が現実となるかもしれません。
サニブラウンの走りは、単なる数字ではなく、未来への希望と勇気の象徴なのです。




