いま最も注目される若手女優の一人といえば、原菜乃華(はら なのか)さん。
子役からスタートし、わずか6歳で芸能界入りしてから今年で芸歴15年。
まだ21歳ながら、ドラマ・映画・アニメ声優と幅広いジャンルで存在感を発揮しています。
特に2025年は、NHK連続テレビ小説「あんぱん」でのヒロイン役や、主演映画「見える子ちゃん」でのホラーコメディ挑戦など話題作が目白押し。
この記事では、そんな原菜乃華さんの経歴や代表作、印象的なエピソードを分かりやすく紹介していきます!
子役から21歳までの成長ストーリー
原菜乃華さんの芸能人生は、6歳での芸能界デビューから始まります。
2009年、J-beansネットスカウトオーディションに合格し、子役として活動をスタートしました。
実はそれ以前、ベビーカーに乗っている時点でスカウトされたという逸話もあり、業界からの期待の大きさがうかがえます。
AERA DIGITAL : 実は「あんぱん」ヒロイン候補だった? 三女役「原菜乃華」はベビーカー時代にスカウトされる超逸材!〈MUSIC GIFT2025きょう〉
さらに小学生の頃は雑誌「キラピチ」の専属モデルを務め、キュートな笑顔で多くの読者を魅了しました。
その後、中学・高校時代にかけて徐々に映像作品へとシフト。
映画『はらはらなのか。』(2017年)では、自身の名前がタイトルに冠された主演作に挑み、等身大の存在感を発揮しました。
この作品をきっかけに「原菜乃華」という名前を広く知られるようになります。
2020年には映画『罪の声』で重要な役どころを演じ、シリアスな演技でも評価を獲得。
2021年には日曜ドラマ『真犯人フラグ』で相良光莉役を熱演し、ミステリー作品でも印象的な存在となりました。
そして2022年には大きな転機が訪れます。
アニメ映画『すずめの戸締まり』でヒロイン・岩戸鈴芽の声を担当し、声優としての才能を一気に開花。
映画は大ヒットし、彼女の名前も全国区で知られるようになりました。
さらに2023年にはNHK大河ドラマ『どうする家康』で千姫役を好演。
歴史ドラマでの堂々とした立ち居振る舞いが話題になり、同年放送の『泥濘の食卓』では真逆の不安定で危ういキャラクターに挑戦しました。
こうした振れ幅のある役柄を演じ分けられるのは、長年のキャリアで積み重ねてきた演技経験の賜物といえるでしょう。
21歳にして芸歴15年の彼女は、すでに“次世代の実力派女優”と呼ばれる存在になりつつあります。
話題作「あんぱん」「見える子ちゃん」での挑戦
8月29日(金)公開の劇場アニメ『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』で「安曇野りせ」役を務める #原菜乃華 さんにインタビューさせていただきました🌸
— Z世代情報WEBマガジン【YOUTH Clip】 (@youthclip1) August 6, 2025
原菜乃華さんが語る、壁にぶつかった際の乗り越え方や、就活で大切にすべきことなどZ世代必見の内容です🌟https://t.co/5Y4SAojERE pic.twitter.com/cPeqkYLDHM
2025年、原菜乃華さんにとって最大の注目ポイントは、**NHK朝ドラ『あんぱん』**と主演映画『見える子ちゃん』への出演です。
まず『あんぱん』では朝田メイコ役を演じ、ついに朝ドラヒロインに大抜擢。
朝ドラは国民的な影響力を持つ作品で、女優としての大きな飛躍の場とも言えます。
幅広い世代に顔と名前が知られるきっかけとなり、彼女のキャリアをさらに押し上げることでしょう。
一方、映画『見える子ちゃん』ではホラーコメディという難しいジャンルに挑戦。
普通の女子高生が突如“霊が見える”ようになってしまうという役柄で、恐怖と笑いを同時に表現する高度な演技が求められます。
原菜乃華さんは撮影現場で、**「怖がる表情をミリ単位で調整」**しながら自然なリアクションを追求したそうです。
単に大げさに怯えるのではなく、観客が共感できる“リアルな怖さ”を大切にしていたのが印象的です。
さらに、彼女の現場での姿勢も注目ポイント。
必ず1つのアイディアを持参して監督に提案し、作品づくりに積極的に関わるのが原菜乃華さん流。
『見える子ちゃん』でも監督に「やろう、やろうとしない自然体の演技」を提案し、作品のリアリティを支えています。
この積極性と柔軟性は、ベテラン監督からの信頼を集める大きな理由でしょう。
こうして『あんぱん』という王道ヒロインと、『見える子ちゃん』という変化球作品の両方をこなすことで、彼女は女優としての振れ幅をさらに広げています。
2025年はまさに**「原菜乃華の進化が証明される年」**になるに違いありません。
原菜乃華を形作るエピソードと演技への思い
原菜乃華さんの演技を支えているのは、長いキャリアだけではありません。
彼女自身の強い信念と体験が、大きな原動力になっています。
小学1年生の頃に読んだ絵本『葉っぱのフレディ』は、生と死について考えるきっかけとなり、俳優という仕事に真剣に向き合う姿勢を芽生えさせたといいます。
彼女はインタビューで、**「何もできなくても、私にはお芝居がある」**と語っています。
この言葉から伝わるように、お芝居こそが自分の存在意義であり、人生そのもの。
そんな覚悟を幼い頃から持ち続けているのが驚きです。
VOGUA JAPAN : 「生きること死ぬことについて初めて考えた」──原菜乃華が小1で出合った、人生観を変えた1冊の絵本【FAB FIVE】
一方で、等身大の女の子らしい一面もあります。コロナ禍で思うように高校生活を楽しめなかったこともあり、制服姿で高校生役を演じるときには**「遅れて青春を取り戻している」**と感じることがあるそうです。
役を通じて自身の青春を再体験できる点も、俳優という仕事の魅力に直結しているのでしょう。
さらに大きな影響を与えた存在として、女優・二階堂ふみさんを挙げています。
映画『地獄でなぜ悪い』で二階堂ふみさんの子ども時代を演じた際、**「目の演技で人を圧倒できる」**という衝撃を受けたと語っており、それが今の演技スタイルの原点になっています。
こうした経験や思いが重なり、原菜乃華さんの独自の演技スタイルを作り上げているのです。
まとめ
原菜乃華さんは、芸歴15年の実力派女優でありながら、21歳という若さで大きな飛躍の時を迎えています。
子役から積み重ねたキャリアと真摯な演技への姿勢が、朝ドラ『あんぱん』や映画『見える子ちゃん』といった大舞台で実を結んでいるのです。
彼女の魅力は、挑戦を恐れない柔軟さと、作品に対する深い情熱。
今後も間違いなく日本の映像界をリードしていく存在になるでしょう。
「次はどんな役で驚かせてくれるのか?」ますます目が離せません!