12月25日は「クリスマス」という華やかなイメージが先行しますが、実は日本史・科学史・世界史においても重要な出来事が重なる“特別な一日”でもあります。
イエス・キリストの降誕を祝う世界的な祝祭の日である一方で、日本では「昭和」に元号が改まった節目の日。
また、ニュートンの誕生日やソ連崩壊など、歴史の転換点となる出来事も多数。
この記事では、そんな12月25日にまつわる 記念日・歴史的出来事・誕生日の有名人 をわかりやすくまとめてご紹介します。
世界が祝うクリスマス&日本の“終い天神”――12月25日の記念日をまとめてチェック!
12月25日といえば、やっぱりクリスマス。
イエス・キリストの降誕を祝うキリスト教最大級の祝日で、世界中がイルミネーションやプレゼント交換で賑わいます。
「イブ」が前夜ではなく“夕べ”の意味から来ているという豆知識も、知っておくとちょっと得した気分になりますよね。
さらに日本独自の文化として、毎月25日は天神様(菅原道真公)の縁日ですが、12月25日はその締めくくりとなる「終い天神(納め天神)」。
むーたん1年の感謝を伝えるため、多くの神社で参拝客が訪れ、境内には年末らしい穏やかな空気が広がります。
この日はスポーツの記念日も豊富で、特に「スケートの日」が有名。
1861年に函館を訪れたイギリス人探検家トーマス・ブレーキストンが日本で初めてスケートを滑ったことが由来とされています。
また、1792年にロシア使節団が根室でスケートをしたという説もあり、異国文化の足跡が日本に刻まれた象徴的な日とも言えます。
さらに、日本の歴史では1926年に大正天皇が崩御され、元号が「昭和」に変わった重要な日でもあります。



「昭和元年」がわずか7日間しかなかったというのも、思わず誰かに話したくなるトリビア。
華やかさの裏に、文化・政治・歴史がギュッと詰まった、実はとても奥深い記念日がこの12月25日なのです。
科学史の転換点から日本史の大事件まで――12月25日に起きた歴史的出来事を一気に解説!
12月25日には、世界を動かすほどの大きな出来事が集中しています。
まずは1642年(ユリウス暦)に誕生したアイザック・ニュートン。
万有引力の法則や微分積分学の発見、運動の三法則など、彼の功績はまさに“近代科学の基礎”。



「もしニュートンがこの日に生まれていなかったら?」と考えると、今の科学技術はまったく違う姿だったかもしれません。
日本史に目を向けると、1849年には日露戦争で活躍した乃木希典が誕生。
1878年には、日本で初めてチョコレートが製造・販売された日でもあります。



東京・両国の米津風月堂が広告に「貯古齢糖」という当て字を使ったというのも時代を感じて面白いところ。
同じく医学史でも大きなニュースが。
1897年、細菌学者の志賀潔が赤痢菌の発見を発表し、翌年には国際的に認められます。



菌の属名「Shigella(シゲラ)」は志賀博士にちなんで名付けられており、日本人名が病原菌名に採用された唯一の例として歴史に深く刻まれています。
そして1926年には大正天皇の崩御と昭和改元、1953年には奄美群島の返還協定が調印され、翌日に返還が実現。
さらに近年では1991年のソビエト連邦崩壊が世界の政治構造を大きく変える転機となり、冷戦終結の象徴となりました。
2009年にはデルタ航空機爆破未遂事件が起き、乗客の勇気によって大惨事が防がれたことから「クリスマスの攻撃」として語り継がれています。
これらを見てもわかるように、12月25日は単なる祝祭日ではなく、歴史のターニングポイントが何度も訪れた重要な日なのです。
12月25日生まれの有名人&性格傾向――クリスマス生まれの人はどんなタイプ?
12月25日生まれの有名人は、芸能・文化・科学など幅広い分野にわたっています。
日本では女優の武井咲さん(1993年)、俳優の小手伸也さん(1973年)、お笑いコンビ「笑い飯」の哲夫さん(1974年)、フリーアナウンサーの枡田絵理奈さん(1985年)などが知られ、華やかな才能を持つ人が目立ちます。
歌手の角川博さんや、2世俳優として注目を集める中山麻聖さんなど、音楽・演技の両面で活躍する人も多いのが特徴。
海外ではニュートンや毛沢東(諸説あり)など、歴史を変えた人物がこの日に生まれています。
誕生花はソヨゴ・ヒイラギ・クリスマスローズと、季節感あふれるラインナップ。



冬の凛とした空気を象徴するような花が揃っているのも魅力です。



星座は責任感が強く堅実なタイプが多いと言われる山羊座。
この日生まれの人は、性格傾向として「物静かで温厚」「発想力が豊か」「夢に向かって粘り強い」という特徴が挙げられます。
特に、困難に直面しても前に進み続ける意志の強さが12月25日生まれの象徴とも言われ、クリスマスという華やかな日に生まれた「静かな情熱家」というイメージがぴったり。
物事を深く考え、独創的な世界観を持つ人が多いのもこの日生まれの魅力です。
まとめ:12月25日は“祝祭 × 歴史 × 科学”が交差する特別な日
12月25日は、単なるクリスマスにとどまらない多層的な意味を持つ日です。
日本では昭和へ改元された歴史的節目であり、世界ではニュートン誕生やソ連崩壊といった大事件の舞台にもなりました。
さらに終い天神やスケートの日など多彩な記念日が重なり、文化や季節感も豊か。
「華やかさ」と「歴史の重み」が同居するのが12月25日の魅力。
ブログ記事としても情報量が多く、年間の中でも特に読み応えのある“今日は何の日”になる日と言えるでしょう。
あなたの12月25日が、少し特別に見えてきますように。









