10月13日は、「防災」「健康」「スポーツ」、そして「歴史」が不思議な形で交差する一日です。
国連が定めた「国際防災デー」や、医療界が提唱する「世界血栓症デー」、さらに日本では2025年のこの日が「スポーツの日」。
命を守り、体を動かし、そして歴史に学ぶ──そんなテーマがぎゅっと詰まった、まさに“人間の生き方を考える日”と言っても過言ではありません。
過去を見つめ、今を生きる勇気をくれる10月13日。その背景をひとつずつ見ていきましょう。
命を守る意識を高めよう!「国際防災デー」と「世界血栓症デー」
10月13日は、世界的に「命を守る」意識を高めるための日でもあります。
まず「国際防災デー(International Day for Disaster Risk Reduction)」は1989年、国連総会で制定されました。
目的は、地震や火山噴火、洪水、台風といった自然災害に備える意識を高めること。
日本のように災害が多い国では、防災リュックの中身を見直したり、家族で避難経路を話し合ったりする良い機会です。
防災は「明日やろう」ではなく「今やる」ことが命を守る第一歩になります。
一方、「世界血栓症デー(World Thrombosis Day)」は、血液の病気「血栓症」に対する理解と予防を広げるために2014年に制定されました。
日付は、病理学の父・ルドルフ・ウィルヒョウ博士の誕生日に由来します。
血栓は“沈黙の病”とも呼ばれ、気づかないうちに命を脅かすことがあります。
長時間のデスクワークや飛行機移動が多い人は、こまめなストレッチを意識しましょう。
10月13日は、「体を動かすことの大切さ」を再確認する日でもあるのです。


2025年は「スポーツの日」!体を動かしてリフレッシュ
2025年10月13日(月)は、日本の祝日「スポーツの日」。
これは、かつての「体育の日」が2020年から名称変更されたものです。
由来は1964年10月10日に開幕した東京オリンピック。
日本中が感動に包まれたあの瞬間を記念して作られた祝日です。
名前が変わった今も、目的は「スポーツを通じて健康で活力ある社会を築くこと」。
秋風が心地よいこの時期は、外に出て体を動かすのにぴったり。
ウォーキングやジョギング、子どもとキャッチボール、仲間とフットサル──どんな形でも構いません。
運動は“面倒くさい”より“気持ちいい”が勝った瞬間に続けられるもの。
普段運動不足の人も、この祝日をきっかけに一歩を踏み出してみましょう。
スポーツは健康だけでなく、ストレス発散、仲間づくり、そして笑顔を生む最高の薬です。
心と体を整えるリスタートの日、それが10月13日なのです。


歴史が動いた日──「13日の金曜日」とアンデスの奇跡
10月13日は、歴史的にも“ドラマチック”な日。
まず1307年10月13日(金)、フランス王フィリップ4世がテンプル騎士団を一斉逮捕しました。
ヨーロッパ中に影響を持っていた彼らが権力の標的となり、この事件が「13日の金曜日=不吉」という迷信のきっかけになったとも言われています。
また、1972年の同日には、ウルグアイ空軍機がアンデス山脈に墜落。
乗っていたラグビーチームのメンバーら45人のうち、16人が72日間の極寒サバイバルを経て生還しました。
まさに「アンデスの奇跡」として語り継がれる出来事です。
歴史の裏には、常に「恐怖」と「勇気」があります。
テンプル騎士団の信念も、アンデスの生還者たちの希望も、“人間は絶望の中でも立ち上がる”という証明です。
10月13日は、ただのカレンダーの一日ではなく、「強く生きる力」を思い出させてくれる日なのです。
まとめ:「命」「健康」「挑戦」──すべてが詰まった10月13日
10月13日は、防災・健康・スポーツ・歴史──すべてが“人間の生きる力”につながるテーマであふれています。
自然災害への備え、健康を守る意識、身体を動かす喜び、そして過去から学ぶ勇気。
どれも今を生きる私たちに欠かせないものです。
今日という日を通して、少し立ち止まり、「自分の命をどう守り、どう輝かせるか」を考えてみましょう。
備える人は、強く優しい。
挑む人は、輝いている。
10月13日──それは、生き方を見つめ直す日です。