9月7日は、歴史的な戦いや独立宣言、大災害や科学の進歩など、多彩な出来事が重なった日です。
古代ローマのエルサレム占領から、ブラジル独立記念日、ロンドン大空襲の開始、さらにはトゥパック・シャクール銃撃事件まで、時代を超えて多くの“転換点”が刻まれています。
また、絶滅危惧種の日やビール愛好家の日といったユニークな記念日も存在し、歴史と文化が交差する1日です。
今回は、そんな9月7日の出来事や記念日をまとめてご紹介します!
歴史を動かした9月7日の出来事
この日には、世界史に名を残す大事件が数多く発生しています。
70年、ローマ軍がエルサレムを占領し歴史的都市に壊滅的な打撃を与えたほか、1191年には十字軍とイスラム軍が激突した「アルスフの戦い」が行われました。
さらに、1822年にはブラジルがポルトガルから独立を宣言し、現在も国を挙げて祝う記念日となっています。
近代に目を向けると、1940年にはドイツ軍によるロンドン大空襲が始まり、都市が57日間にわたり爆撃を受けました。
そして1977年には、アメリカとパナマの間でパナマ運河返還条約が締結されるなど、国際政治に影響を与えた日でもあります。
まさに9月7日は、戦争・独立・国際関係のターニングポイントが集中した日なのです。
記念日・災害から考える9月7日
9月7日は「絶滅危惧種の日」としても知られています。
1936年、オーストラリア・タスマニアで最後のフクロオオカミ「ベンジャミン」が死んだことをきっかけに制定されました。
この日は、私たちが生物多様性や環境保護を考える大切なきっかけとなっています。
また、アメリカでは「ビール愛好家の日」として乾杯する人も多いユニークな1日です。
一方で、この日は自然災害の記録も多く残っています。
1999年にはギリシャ・アテネで大地震が発生し、143人が犠牲に。
2017年にはメキシコ南西部でマグニチュード8.2の大地震が起こり、90人以上が亡くなりました。
記念日として祝う一方で、自然の脅威を忘れず、防災意識を高める必要性も感じさせる日と言えるでしょう。
9月7日生まれの著名人たち
歴史と文化を彩った人物も、9月7日に数多く誕生しています。
代表的なのは、イングランドの女王エリザベス1世(1533年生)。
彼女は大航海時代の繁栄を支え、イギリス史に名を刻みました。
さらにアメリカでは「グランマ・モーゼス」として知られる画家(1860年生)が、70代から画業を始め生涯に数千点を描き上げるなど、“遅咲きの才能”の象徴とも言える存在です。
近代以降では、映画監督エリア・カザン(1909年)、HP共同創業者デイビッド・パッカード(1912年)、ロックンロールの先駆者バディ・ホリー(1936年)が誕生。
芸術、科学、音楽といった幅広い分野において、世界を変える人物たちが同じ日に生まれた偶然はとても興味深いものです。
まとめ
9月7日は、戦争と平和の歴史・自然災害の記憶・文化や芸術の誕生が同居する特別な日です。
古代から現代まで、社会を動かす出来事が集中しており、同時に「絶滅危惧種の日」のように未来を考えるきっかけも与えてくれます。
歴史を振り返るだけでなく、環境や防災意識を高めたり、文化を楽しんだりできる日。
あなたもぜひ今日という日を、歴史に学び未来を考えるチャンスにしてみてはいかがでしょうか。