1月9日は、とんちの名人からスマートフォン革命まで、じつに振れ幅の大きな出来事が詰まった一日です。
「クイズの日」「風邪の日」といった親しみやすい記念日がある一方で、防衛省の発足やiPhoneの誕生など、現代社会を形づくった重要な節目も刻まれています。
さらに、日本史上最悪とされる雪崩災害という、決して忘れてはならない出来事も起きました。
笑顔と知恵、進歩と悲しみ。
そのすべてが折り重なっているのが1月9日です。
今日は少し立ち止まって、この日に刻まれた物語をゆっくり振り返ってみませんか。
📅とんちと教訓の日|「クイズの日」と「風邪の日」に込められた意味
1月9日はまず、**「クイズの日(とんちの日)」**として知られています。
これは、とんちで有名な一休宗純にちなんだ記念日で、「いっ(1)きゅう(9)」という語呂合わせから制定されました。
一休さんの逸話といえば、「屏風の虎退治」や「このはし渡るべからず」が有名です。
ただの機知ではなく、固定観念を疑い、相手の裏をかく柔らかな思考がそこにはあります。
現代社会でも、この発想力は十分通用します。
むーたん頭が固くなりがちな大人ほど、見習いたい姿勢かもしれません。
一方で同じ1月9日は、少し身が引き締まる**「風邪の日」**でもあります。
1795年、大相撲史に名を残す名横綱・谷風梶之助が、インフルエンザによって44歳で亡くなりました。
35連勝、勝率.949という、まさに無敵の存在であった彼が、病には勝てなかったという事実は重いものがあります。



当時は風邪を「タニカゼ」と呼ぶこともあったほど、その影響は大きなものでした。
知恵を楽しむ日と、健康を見直す日が同居しているのが1月9日の面白さです。
頭を使うことも、体をいたわることも、どちらも大切。
そんな当たり前だけれど忘れがちな教訓を、そっと思い出させてくれる一日です。
📅世界と日本が動いた日|防衛省誕生とiPhone革命
1月9日は、現代史の転換点とも言える出来事が重なった日でもあります。
2007年、日本では防衛庁が「防衛省」へと昇格しました。
戦後長く続いた体制が変わり、国防と安全保障をより主体的に担う組織へと生まれ変わった瞬間です。



単なる名称変更ではなく、国としての覚悟が形になった日とも言えるでしょう。
同じ2007年、海の向こうアメリカでは、世界をひっくり返す発表が行われました。
Apple創業者スティーブ・ジョブズが、初代iPhoneを発表したのです。
「電話を再発明する」という言葉は決して大げさではありませんでした。
音楽、通信、インターネットを一つにまとめたこの端末は、私たちの生活そのものを変えてしまいました。



今やスマホなしの生活は想像しにくいほどです。
さらに1985年には、新両国国技館が完成し、大相撲が両国に戻ってきました。
千代の富士と北の湖が披露した「三段構え」は、伝統が受け継がれる瞬間として今も語り継がれています。
守るための進化と、便利さを生んだ革新。
まったく異なる分野ですが、どちらも「未来を見据えた決断」だったことは共通しています。
1月9日は、静かに世界が前へ進んだ日でもあるのです。
📅忘れてはいけない記憶|三俣の大雪崩と1月9日生まれの人々
華やかな出来事の裏で、1月9日は深い悲しみも記録しています。
1918年、新潟県三俣村で発生した大雪崩は、日本史上最悪とされる災害です。
幅400メートルに及ぶ雪崩が集落を襲い、158名もの命が失われました。



多くは水力発電所建設に携わっていた労働者で、厳しい自然の前では人間がいかに無力かを思い知らされます。



これは決して過去の話ではなく、自然と共に生きる日本にとっての永遠の課題でもあります。
一方で、1月9日は多くの才能が生まれた日でもあります。
井上真央さん、西畑大吾さん、眞栄田郷敦さん、岸部一徳さんなど、世代もジャンルも異なる人たちが、それぞれの場所で輝いています。
さらに歴史をさかのぼれば、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎や、アメリカ大統領リチャード・ニクソンもこの日の生まれです。
同じ日に生まれ、同じ日に失われた命がある。
その事実が、1月9日という日をより深いものにしています。
私たちが今日を生きていること自体が、決して当たり前ではないと、静かに語りかけてくるようです。
🌈まとめ
1月9日は、知恵・進歩・教訓・祈りが重なり合う、奥行きのある一日です。
一休さんのとんちに笑い、iPhoneの誕生に驚き、雪崩災害に胸を痛める。
そのすべてが、私たちの「今」につながっています。
過去を知ることは、未来をよりよく生きるための準備でもあります。
今日は少しだけ、体をいたわり、頭を柔らかくして、周りの人にやさしくしてみる。
そんな一日にできたなら、1月9日はきっと、静かに意味を持つ日になってくれそうですね。









